はじめに
rootでのchownとchmodはちょっと打ち間違えるとサーバぶっ壊しますよ～油断禁物ですよ～とお伝えしたいので投稿。
やるかもしれない例（危ないので実行厳禁）
現在ディレクトリ配下の所有者やパーミッション変更
$ # 所有者変更
$ cd /home/testuser/targetdir
$ chown -R ${ユーザ名}:${グループ名} ./
$ # パーミッション変更
$ cd /home/testuser/targetdir
$ chmod -R ${パーミッション} ./
もし上記のように実行していたら是非やめることおすすめします。
「./」の個所を誤って「/」と打った場合
対象が現在ディレクトリ配下でなく全てのディレクトリになってしまい様々な機能が壊れます。もとに戻すのはほぼ不可能。
よくサーバ壊すコマンドで話題に挙がるrm -rf /はCentOSバージョンによってはセーフティ機能が働く可能性があるが、上記はセーフティ機能は現状ないと思われるので実行されてしまう。
「-R」使いたい場合
変更コマンドのディレクトリ指定を絶対パスにする、
または直前でcdコマンドで変更対象ディレクトリの1階層上まで移動し変更対象ディレクトリ指定する。
$ # 変更コマンドのディレクトリ指定を絶対パスにする
$ chown -R ${ユーザ名}:${グループ名} /home/testuser/targetdir
$ chmod -R ${パーミッション} /home/testuser/targetdir
$ # 直前で`cd`コマンドで変更対象ディレクトリの1階層上まで移動し変更対象ディレクトリ指定
$ cd /home/testuser/
$ chown -R ${ユーザ名}:${グループ名} targetdir
$ chmod -R ${パーミッション} targetdir
さいごに
「そんな打ち間違えしない」と過信しないでください。
人ってすぐケアレスミスするので。そのケアレスミスでサーバ壊したらシャレにならんので。