RaspberryPi 3B(os:Raspbian Release11)とPi Cameraを使って、画像認識をさせたいと考え、OpenCVをインストールすることにした。
色々とネットでインストール方法を探して、試したが、なぜか、Numpyがインポートできないようなメッセージが出た、OpenCVのインポートができない。
まずは、うまくいかなかったインストール方法（「import cv2」とOpenCVをインポートしたときに出たエラーメッセージなど）を示します。

■うまくいかなかったインストール
最初に、OpenCVに必要なライブラリをインストール

$ sudo apt-get install -y libatlas-base-dev

numpyモジュールもバージョンが低いとエラーになりやすいとあったので、バージョンアップしておく

$ pip3 install numpy --upgrade

最後にopencv-pythonをインストールする

pip3 install opencv-python

これで、一応、エラーなくすべてインストールは完了した。

$ python3

として、Python対話モードを起動して、Opencvをインポートできるか試してみる。

>>> import cv2
Traceback (most recent call last):
  File "/usr/local/lib/python3.9/dist-packages/numpy/core/__init__.py", Line 24, in <module> from . import multiarray
  File "/usr/local/lib/python3.9/dist-packages/numpy/core/multiarray.py", Line 10, in <module> from . import overrides
  File "/usr/local/lib/python3.9/dist-packages/numpy/core/overrides.py", Line 8, in <module> from . import numpy.core._multiarray_umath import (
ImportError: Libopenblas.so.0: cannot open shared object file: No such file or directory
・
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と続く

で、よくよく考えてみる。Raspbianには、Pythonはもともとインストールされている。Raspbianは、apt-getを使っている。pipを使うと、別のところにインストールされる。パスが通ってないのか？
そのあたりもいろいろと調べたが、解決しません。
で、pipでインストールした、OPencvとnumpyをアンインストールしました。

$ pip3 uninstall numpy
$ pip3 uninstall opencv-python

普通に、apt-getでインストールモジュールのアップデータを行う。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

そして、apt-getでOpenCVをインストールする。

$ sudo apt-get install python3-opencv
$ sudo apt-get install python3-numpy

Pythonの対話モードで試してみる

$ python
ちょっと省略
>>> import cv2
>>>

とエラーがでない。うまくインポートできたみたいだ。バージョンを表示させてみる。

>>> print(cv2.__version)
4.5.1
>>>

やった！。うまくいきました。
Windowsとかで、Pythonを使っていたので、ついついpipコマンドを使ってしまっていましたが、環境に応じて、モジュールをインストールしないと、うまくモジュールをインポートできないのだと、改めて思い知らされました。