はじめに
開発用PCのOSがWindows10の場合に、pipコマンドやnpmコマンドでのインストール時にプロキシサーバの疎通が必要な場合があります。このような場合には、Windowsのユーザ環境変数にプロキシ設定をしてしまいましょう。
これで確実にWindows環境ではプロキシサーバを突破できます。少なくとも私の場合には失敗確率０％で成功しています。
前提条件
- Windowsユーザ・アカウント：teruroom
- Windowsユーザ・パスワード：password
- プロキシサーバURL：proxy.hoge.foo.co.jp
- プロキシサーバ・ポート：8080
- 環境変数の種類：ユーザ
設定コマンド
- Powershellを起動します
設定powershellコマンド
PS C:\Users\teruroom> [System.Environment]::SetEnvironmentVariable("HTTP_PROXY","http://teruroom:password@proxy.hoge.foo.co.jp:8080","User")
PS C:\Users\teruroom> [System.Environment]::SetEnvironmentVariable("HTTPS_PROXY","http://teruroom:password@proxy.hoge.foo.co.jp:8080","User")
確認コマンド
- Powershellを再起動します
- 以下のコマンドを投入します
確認powershellコマンド
PS C:\Users\teruroom> $env:HTTP_PROXY
http://teruroom:password@proxy.hoge.foo.co.jp:8080
PS C:\Users\teruroom> $env:HTTPS_PROXY
http://teruroom:password@proxy.hoge.foo.co.jp:8080
ご注意
システム環境変数に個人のWindowsユーザアカウントでプロキシ設定を行うことはお勧めしません。なぜならば、別のユーザが同じPCに別のユーザアカウントでログインした場合、個人のパスワードが平文で丸見えになるからです。
ちなみに、システム環境変数を設定する場合には、上記のコマンドの"User"を"Machine"に変更します