IBM Cloud Technical Advocate v3とは
IBM Cloudの認定技術者の1つで、2021年8月中旬から受験可能になりました。レベル感としては、エンジニア向けの最も入門的な試験となります。
IBM Cloud Technical Advocate v3に合格すると、IBM Certified Technical Advocate - Cloud v3の認定資格を得ることができます。もちろんOpen Badgeももらえます。

さて、IBM Cloud認定資格マニアなら、あれっ、と思うかもしれません。似たような資格が最近できたのではないか、と。はい、過去記事で書いているとおり、非常に似た名前の資格がすでにあります。
とてもややこしいのですが、もともとIBM Certified Solution Advisor v2と呼んでいた試験は2021年9月末で終了し、後継としてIBM Cloud Technical Advocate v3という名称になりました。一方、それとは別に2021年7月からIBM Cloud Advocate v1という試験ができました。似ていますが別試験なので注意ください。
試験の概要はこちら。
認定資格の概要はこちら。
学習方法
IBM Cloudを利用したシステム構築をしているエンジニアであれば目を半分瞑っても合格可能なレベルです。一から学習する、または自信のない方は、下記サイトでラーニングパスが公開されています。
受験方法
PearsonVUE社のサイトで予約して受験してください。
以前は最寄りのテストセンターでしか受験できなかったのですが、最近はカメラ付きPCがあれば自宅でも受験可能になりました。こういうご時世ですので、可能であれば自宅での受験をお勧めします。ただし部屋の片づけはきちんとしておいてください。
合格点
64問中42問以上の正解で合格です。正答率は65%です。IBMの認定試験では甘い方だと思います。
出題内容
試験規約により具体的な問題文は書けませんので、雰囲気になりますが、いくつか問われそうな箇所を書きます。
- Cloudとは
- Cloud Nativeとは
- Kubernetesとは
- IBM Cloud Pakとは
- VPCとネットワークコンポーネント
- VPCとセキュリティ
- VMwareソリューション
- クラウドストレージ3種の特性
- Watson関係のサービス
- IAM、権限とリソースの関係
- IBM Cloudのサポート
このあたりを抑えておけば合格できると思います。
感想
前バージョンのv2は少々難易度が高めだったのですが、その反省からか、難易度が大幅に下がった印象です。ようやく入門者向け資格になったかなと思います。