pyenvは、複数のバージョンのPythonを管理し、必要に応じて切り替えることができるツールです。ここでは、pyenvの基本的な使い方について説明します。
目次
1.pyenvで必要なpythonのバージョンをインストール
2.virtualenvで1で用意したpythonで仮想環境を作成
3.activateして作業する
- pyenvのインストール
まず、pyenvをインストールする必要があります。以下のコマンドを使用して、pyenvをインストールできます。
curl https://pyenv.run | bash
または、Homebrewを使用してインストールすることもできます。
brew install pyenv
- Pythonのバージョンのインストール
pyenvを使用してPythonをインストールするには、以下のようにコマンドを入力します。
pyenv install <バージョン>
たとえば、Python 3.8.2をインストールする場合は、以下のように入力します。
pyenv install 3.8.2
インストール可能なPythonのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用して、リストを表示できます。
pyenv install --list
- 利用可能なPythonのバージョンを確認する
pyenvを使用してインストールされたPythonのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。
pyenv versions
- 使用するPythonのバージョンを切り替える
pyenvを使用して、現在のシェルまたはグローバルに使用するPythonのバージョンを切り替えるには、以下のコマンドを使用します。
pyenv local <バージョン>
または、
pyenv global <バージョン>
- 現在のPythonのバージョンを確認する
現在のPythonのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。
python --version
以上が、pyenvの基本的な使い方についての説明です。詳細な使い方やオプションについては、pyenvの公式ドキュメントを参照してください。
pyenvを使用して仮想環境を作成する場合、以下の手順を実行します。
- pyenv-virtualenvのインストール
まず、pyenv-virtualenvプラグインをインストールする必要があります。以下のコマンドを使用して、pyenv-virtualenvをインストールできます。
git clone https://github.com/pyenv/pyenv-virtualenv.git $(pyenv root)/plugins/pyenv-virtualenv
- 仮想環境の作成
仮想環境を作成するには、以下のようにコマンドを入力します。
pyenv virtualenv <バージョン> <仮想環境名>
たとえば、Python 3.8.2の仮想環境を作成する場合は、以下のように入力します。
pyenv virtualenv 3.8.2 myenv
- 仮想環境のアクティブ化
仮想環境をアクティブ化するには、以下のコマンドを使用します。
pyenv activate <仮想環境名>
たとえば、上記で作成した仮想環境をアクティブ化する場合は、以下のように入力します。
pyenv activate myenv
- 仮想環境での作業
仮想環境で作業を行います。Pythonのバージョン、モジュールのインストールなど、必要な操作を行います。
- 仮想環境の非アクティブ化
作業が終わったら、仮想環境を非アクティブ化するには、以下のコマンドを使用します。
pyenv deactivate
以上が、pyenvでの仮想環境の作成方法です。詳細な使い方やオプションについては、pyenvの公式ドキュメントを参照してください。
pyenvでインストールしたPythonを削除するには、以下の手順を実行します。
-
pyenvでインストールしたPythonのバージョンを確認します。
pyenv versions
-
削除したいPythonのバージョンを指定して、pyenv uninstallコマンドを実行します。
pyenv uninstall 3.10.0
この場合、Pythonのバージョンが3.10.0のものが削除されます。
-
削除が完了したら、pyenvでインストールされているPythonのバージョンを再度確認します。
pyenv versions
削除したバージョンがリストから消えていれば、削除が正常に完了しています。