Raspberry Piにghoto2をインストール（メモ）

gphoto2

ghpto2のインストールは、コマンド一つにまとめた賢人gonzaloさんがいるので、スクリプトをダウンロードして実行。実行時間は結構かかかるが、何も引っかからずに成功。

wget https://raw.githubusercontent.com/gonzalo/gphoto2-updater/master/gphoto2-updater.sh
chmod 755 gphoto2-updater.sh
sudo ./gphoto2-updater.sh
    1) Install last development version
    2) Install last stable release (libgphoto 2.5.14; gphoto 2.5.14)
    3) Quit
    => 2を選択

pythonでgpohoto2が呼べるようにする。

sudo pip3 install gphoto2
sudo pip install gphoto2

pyQt4

GUIを使ったプログラムに必要。pyQt5はインストールできなかった。。。

sudo apt-get install python-pyqt4
sudo apt-get install python3-pyqt4

examples

gitからexamplesをダウンロードして実行し、動作すればOK。

git clone https://github.com/jim-easterbrook/python-gphoto2
cd python-gphoto2/examples
python3 camera-summary.py

撮ってみた

マニュアルを見ながら、早速できそうなコマンドを実行してみる。使ったカメラはEOS-M3。

gphoto2 --capture-image-and-download

これは、現在のカメラの設定で撮影し、ラズパイ側に画像を転送するコマンド。転送後には本体側から画像が削除され、ラズパイ側のディレクトリに画像ファイルがある場合は連番になる。すごい。

timeコマンドで計測すると、24MのRAW+JPEGの撮影から画像転送完了までは、13秒ちょっとだった。フォーカス合わせからシャッタが切れるまでに3秒、画像転送開始までにさらに3秒くらいかかっているが、カメラ側の実力か。

# time sudo gphoto2 --capture-image-and-download
新しいファイルの格納場所: /store_00010001/DCIM/187_0917/IMG_2413.CR2ファイルを IMG_2413.CR2 で保存します
カメラ内のファイル /store_00010001/DCIM/187_0917/IMG_2413.CR2 の削除をしています
新しいファイルの格納場所: /store_00010001/DCIM/187_0917/IMG_2413.JPGファイルを IMG_2413.JPG で保存します
カメラ内のファイル /store_00010001/DCIM/187_0917/IMG_2413.JPG の削除をしています

real    0m13.243s
user    0m1.090s
sys     0m0.980s

gphoto2 --capture-preview

ライブビュー画像が静止画像として転送される。このカメラの場合は480x320で保存された。シャッタは切らない。こちらのtimeコマンドでの計測結果は、2秒強。

capture_preview.jpgがディレクトリにあった場合、「--skip-existing」を付けると上書きされずに終了し、「--force-overwrite」を付けると強制的に上書きされる。

# time sudo gphoto2 --capture-preview
ファイルを capture_preview.jpg で保存します

real    0m2.434s
user    0m0.220s
sys     0m0.060s

gphoto2 --capture-movie

ライブビュー画像を連続してキャプチャして、MJPEGとして転送される。これ、凄い。このカメラの場合は480x320で保存された。シャッタは切らない。

マニュアルには指定は秒数とあったが、撮れるのは枚数、しかも1枚多いというご愛敬。フレームレートは不明。カメラ側で出来なり？

ちなみに、MJPEGに対応しているビューアとしてはVLCがある。

#time sudo gphoto2 --capture-movie 30
Capturing 30 preview frames as movie to 'movie.mjpg'.
Movie capture finished (31 frames)

real    0m3.030s
user    0m0.170s
sys     0m0.160s