はじめに
Evernoteを2011年3月18日から使ってきたおじさんが、最近の若造が神とあがめるNotionをさわってみてあれこれ文句をつけてみようという企画。実際には最近「Evernote Web」の挙動がもさもさしているので代替アプリを探す旅。
Evernoteで普段やっていることを整理
- Todoの管理
- Inboxというノートブックの一番上にTodoノートがあってそこから関連ノートにリンク
- 会議録、セミナー録(単なるメモ)
- 実験ノート・実験プロトコルの管理
- はてなブックマークの記事を転送(Inboxに転送してすぐに消す)
- RSSから転送(Inboxに転送してすぐに消す)
- FastEverから転送(Inboxに転送してすぐに消す)
- いろいろな文章の下書き
- メモ
- 参照ノート(あとから振り返る前提のノート)
とりあえずログイン
まず、気づいたこと。白い。絵文字。女子高生みたい。
ダークモードにして、絵文字 ノートブック ページ全部消したらだいぶおじさん仕様に。というか、見た目シンプルでええやん。
Evernoteのノートの移行
「設定」>「インポート」からEvernoteを選択すると、Enernoteのデータを構造体を保持したまま一括でNotionにインポートできる。インポートしてみた結果、 Todoのボックスがすべてドットに変換された状態で共有された。 これはクソ仕様。
ページの編集
これは文句なし。Evernoteと同じようにマークダウン風の記述ができる。例えば「#」を書いて「スペース」を押せば見出しになるし、「[]」を書いて「スペース」を押せばTodoのボックスになる。ちなみにOneNoteではできない。
動作
軽快そのもの。どこからともなく「さようなら、もさもさEvernote。こんにちは、きびきびNotion。」という声が聞こえる。
料金
有料プランがEvernoteは月額1100円。Notionは月額1400円くらい。(円相場による)
無料でできること
Notionは1人で使うなら、ブロック数に制限なし。2人以上で共有した場合は、コンテンツ容量が1000ブロックに制限される。ちなみにブロックというのは、カーソルをあてたらハイライトされる領域のことらしく、つまりテキストでいうと1行1ブロックみたいな数え方をするらしい。つまり1000行しか書けない。2人以上では実質何もできない。Evernoteは1ノートあたり25MBの制限(文章だけならほぼ無制限)。
Notionは全体の容量が5MB。Evernoteは月間アップロード容量が60MBまで。データ容量はEvernoteが圧勝。
Notionでは、10人とページを共有できる。Evernoteでは、500人とページを共有できる。これもEvernoteが圧勝。
Notionは同期できる端末数が無制限。Evernoteは同期できる端末数が2つ。Notionの圧勝。
有料でできるようになること。
Notionは100人とページ共有できるようになる(1000ブロックの制限もなくなる)。Evernoteは1ノート当たりの容量が200MBになる。
Notionは全体の容量が無制限になる。Evernoteは月間アップロード容量が10GBになる。
Evernoteは同期できる端末が無制限になる。
感想
1人で使うならNotion、10人以上と共有するならEvernoteが有利というのが色々なところに書いてある。ただ、複数人で使うときだって端末同期はしたいし、Evernoteでその制限が2なのは厳しすぎる。どちらにしても結局課金することになる、、と思っていました。学割を知るまでは。
学割
Evernoteは、Personalの学生料金が半額。Notionは、Plusの教員・学生料金が無料。え?無料?それなら、今までの議論は全て無意味になり、Notion一択なんですけど。
データ容量は無制限。100人のゲストと共有ができ、同期できる端末は無制限。そしてきびきび。はい、Notionの圧勝。
方法
- 教育機関のメールアドレスでログインする
- サイドバーの一番下の「学割プランを入手する」をクリックする
- パスワードを設定する
結論
ということで、Evernoteを2011年3月18日から使ってきたおじさんが、最近の若造が神とあがめるNotionをさわってみてあれこれ文句をつけてみようという企画を行っていたら、学割の存在を知ってEvernoteの有料プランを解約する事態になりましたとさ。
Notionはいろいろ多機能なオタク心をくすぐるアプリなので、その辺をまとめた記事を書こうかな、うん。