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筆者プロフィール: ソフトウェアエンジニア。「知った気にならない。いつまでも学び続ける」を信条に、業務と個人開発の両輪で技術を磨いています。AI 駆動開発で複数の個人開発アプリを構築・運用中。
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ここ数か月、私は AI 駆動開発を主軸に個人開発 を進めてきました。そのインパクトはとても大きく、学習コストをほぼゼロにする効果 や 生産性の大幅な向上 を実感しています。
しかし、その快適さに慣れるほどに、ある 2 つの悩みが頭をもたげるようになりました。本記事は、その悩みと向き合った末に「初心に立ち返ろう」と決めた、私自身の振り返りです。
AI 駆動開発がもたらしたインパクト
まず前提として、AI 駆動開発の効果は本物だと感じています。
- 学習コストがほぼゼロになる — 未知の言語・フレームワークでも、AI に聞きながら進められる
- 生産性が大幅に向上する — 実装・調査・情報収集を高速に回せる
この恩恵は計り知れません。だからこそ、次の 2 つの悩みは「AI 駆動開発が強力であるがゆえ」に生まれるものだと考えています。
- 指示をする人間の知識量が大切
- 早く回答を求めすぎてしまう
悩み 1: 指示をする人間の知識量が問われる
実装をするのは AI ですが、AI は判断をするのが苦手 です。
そのため、基本的には 人間が判断を下し、その判断に従って AI が開発をしたり、情報を集めてきたりします。だからこそ、より正しいと考えられる方向に AI を導くための知識 が、人間の側に必要になります。
よく「AI 駆動開発で作ったアプリはセキュリティ的に問題がある」といううわさを聞きます。私はこれこそ典型的な例だと考えています。正しい知識を持っていない人間が、「アプリを簡単に作れるから」と、ただ機能するだけのアプリ開発を AI に依頼してしまった 結果ではないでしょうか。
AI が強力だからといって、丸投げすれば良いものが出来上がるわけではありません。むしろ、判断する人間の知識こそが成果物の質を決める ── これが 1 つ目の気づきです。
悩み 2: 「早く答えを求めすぎる」自分に気づく
AI は、英語でも日本語でも、すぐに様々なリソースから情報を集めてくれます。人間が処理する以上の速さで情報を集め、提供してくれる のです。
この速さに慣れると、いつしか 何に対してもスピードを求めてしまう ようになります。
私は今、情報処理技術者試験 の合格に向けて日々勉強しています。ところがある時期、その勉強中にこう考えてしまう自分がいました。
「AI ならすぐに情報を集めてきてくれるのに……」
地道に手を動かして覚えるよりも、AI に聞いたほうが速い。そんな感覚が、勉強への向き合い方をじわじわと侵食していたのです。
「資格勉強なんて、いらないのでは?」という誘惑
アプリを高速に作成でき、セキュリティ情報を AI に集めさせ、その材料をもとに私が判断し、AI に実行してもらう。
そんなことを繰り返しているうちに、私はこう考えるようになっていました。
「資格勉強なんて、しなくてもよいのではないか?」
AI がこれだけ何でも調べてくれるなら、自分の頭に知識を入れる意味は薄いのではないか ── 一見、合理的にも思える誘惑でした。
それでも私が「学び続ける」を選ぶ理由
しかし、立ち止まって考えました。
私は今まで、多くの人や仕事と関わってきて、今があります。そして、その「今」を作ってきたのは、私の哲学であり座右の銘でもある ──
「コツコツ勉強し、学び続ける姿勢」
があったからこそだと思うのです。
ここで思い出したいのが、悩み 1 で書いた気づきです。AI を正しい方向に導くには、判断する人間側の知識が要る。 つまり、AI が強力になるほど、土台となる自分自身の学びの価値はむしろ上がっているはずです。資格勉強を通じて知識の体系を自分の中に作ることは、巡り巡って AI 駆動開発の質を高めることにもつながります。
「速さ」に流されて学びを手放すことは、長い目で見れば、自分の判断力そのものを手放すことだったのかもしれません。
おわりに — 初心に立ち返る
AI 駆動開発は、これからも私の主軸であり続けます。その強力さを否定するつもりはありません。
だからこそ、今一度初心に立ち返り、情報処理技術者試験の勉強と正面から向き合おう と考えています。
コツコツ勉強し、学び続ける。その原点に、もう一度立ち返って。