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筆者プロフィール: ソフトウェアエンジニア。「知った気にならない。いつまでも学び続ける」を信条に、業務と個人開発の両輪で技術を磨いています。AI 駆動開発で複数の個人開発アプリを構築・運用中。
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今日は 「LTともくもく会」 について書きます。
いきなりですが、最近、何か新しいことを学びましたか?
このQiitaを読んでいる人の多くは、きっと 「はい」 だと思います。
では次に、その学んだことを 誰かに話しましたか?
ここで少し手が止まる人もいるかもしれません。
私は、ここにエンジニアの成長を大きく左右する分かれ道があると思っています。
もくもく会はとても良い仕組み
IT業界ではよく もくもく会 があります。
もくもく会とは、みんなで集まって、各自が黙々と勉強や作業をする会です。
一人だと続かないことも、人がいると集中できる。
これは本当に良い仕組みで、私も好きです。
実際、学習や個人開発は、どうしても孤独になりがちです。
「今日は疲れたからいいか」と手を止めそうになる日もあります。
でも、もくもく会の場に行くと不思議と手が動きます。
周りが頑張っている空気そのものが、自分の集中力を引き上げてくれるからです。
この 「学習を継続しやすくする仕組み」 として、もくもく会はとても優秀です。
でも、一つだけもったいないことがある
ただ、もくもく会には一つだけ もったいない と感じる点があります。
それは、学びが自分の中だけで完結してしまいがち なことです。
せっかく時間を使って学んでも、外に出さなければ、その学びは頭の中に閉じてしまいます。
もちろん学んだ事実は残ります。ですが、インプットだけだと、思った以上に抜けていきます。
「読んだときは理解した気がした」
「その場では分かった気がした」
でも数日後には、うまく説明できない。
これは珍しいことではありません。
むしろ、学習あるあるです。
学習を強くするのは「思い出す行為」
私は、学習した内容を本当に自分のものにするには、思い出す行為 が重要だと考えています。
ただ読むだけ、ただ聞くだけではなく、
- 何を学んだのか
- なぜそうなるのか
- どこがポイントだったのか
を自分の頭の中から引っ張り出すことが大切です。
この「思い出す」が入ると、知識はかなり強くなります。
だから私は、
学習することに、思い出すことを組み合わせることが、学習成果を最大化する方法の一つ
だと思っています。
そこでLTです
ここで出てくるのが LT(ライトニングトーク) です。
LTとは Lightning Talk の略で、一般的には 3〜5分程度の短い発表 のことです。
学んだこと、気づいたこと、試してみたことを、短時間で共有します。
もくもく会とLTは、よく一緒に開催されます。
私はこの組み合わせがかなり理にかなっていると思っています。
なぜなら、
- もくもく会 = インプット
- LT = 思い出して言語化するアウトプット
だからです。
つまり、学んだ内容を、その日のうちに思い出し、言葉にして、人に伝える。
これは学習効率の観点でも、かなり強い流れです。
一番勉強しているのは、実は話している本人
LTの価値は「誰かに教えること」だけではありません。
むしろ、一番恩恵を受けているのは 話している本人 です。
人に説明しようとすると、次のようなことが起きます。
- 曖昧に理解していた部分が見える
- 話の順番を整理する必要がある
- 「つまり何なのか」を自分の言葉で定義する必要がある
- 質問されると、自分の理解の穴に気づける
これって全部、めちゃくちゃ勉強なんですよね。
ただ読むだけでは通過してしまう内容も、
「3分で人に話す」と決めた瞬間に、急に解像度が上がります。
理解しているつもり と 説明できる状態 の間には、大きな差があります。
| 状態 | 頭の中の様子 | 人に話すと… |
|---|---|---|
| 理解しているつもり | なんとなく分かった気がする | 言葉に詰まる・順番が入れ替わる |
| 説明できる状態 | 要点と理由を自分の言葉で持っている | スッと話せる・質問にも答えられる |
LTは、その差を埋めてくれます。
情報発信は、学びを「財産」に変える
私が特に強く言いたいのはここです。
エンジニアにとって自己研鑽は大切です。
そして、外への情報発信は、それ以上に大切です。
理由は2つあります。
1. 話すことで理解が深まる
これはここまで書いてきた通りです。
人に話そうとすると、学んだことを思い出します。
思い出しながら整理し、言葉に変え、説明します。
このプロセスそのものが強い学習になります。
だから、LTは「知っていることを披露する場」というより、
自分の理解を深める場 でもあります。
2. 学びが資産として残る
頭の中の知識は、どうしても薄れていきます。
でも、発信して形にすれば残ります。
- LT資料にする
- Qiita記事にする
- メモとして残す
- チームのドキュメントにする
こうして残したものは、未来の自分を助けてくれます。
さらに、自分だけでなく、誰かの役にも立つ可能性があります。
一度外に出した学びは、ただの記憶ではなく、再利用できる資産 になります。
もくもく会 + LT は成長の循環を作る
ここまでをまとめると、私は次の流れがとても強いと思っています。
この循環こそが、エンジニアにとっての強い成長エンジンです。
インプットだけだと、その場で終わってしまうことがあります。
でもアウトプットまでつなげると、学びが定着し、蓄積し、次の行動を生みます。
学ぶ → 話す → 残す → また学ぶ
このループが回り始めると、成長の速度がかなり変わります。
「話すのは恥ずかしい」「発表することがない」と思う人へ
ここで、こう思う人もいるはずです。
- みんなの前で話すのは恥ずかしい
- 発表できるほど詳しくない
- 間違っていたらどうしよう
- そもそも話すネタがない
でも、LTは 完璧な内容を話す場ではありません。
むしろLTは、
学んだことを発信する場
です。
完成された知識でなくていいんです。
たとえば、こんな内容でも十分LTになります。
- 今日初めて知ったコマンド
- ハマったエラーと解決方法
- 調べて分かった仕組み
- まだ理解しきれていないけど面白かった概念
- 使ってみたツールの感想
こういう小さな学びこそ、他の人にとっても役立つことがあります。
そして、もし間違っていたら修正すればいい。
これはエンジニアリングそのものです。
最初から完全に正しいものを出すのではなく、
出して、フィードバックを受けて、直して、強くしていく。
発信も同じです。
LTは「うまく話す場」ではなく「外に出す場」
LTに苦手意識がある人の多くは、
「ちゃんと話さなきゃいけない」
と思っている気がします。
でも実際には、完璧なプレゼン力よりも大事なのは、外に出すこと です。
- 学んだことを自分の言葉で言う
- いったん形にする
- 人に届く状態にする
これだけで十分価値があります。
うまく話せるかどうかは、その後で自然と伸びます。
まず必要なのは、最初の1回です。
まずは3分でいい
「LTをやってみよう」と言われると重く感じるかもしれません。
でも、最初は3分で十分です。
たとえば次のテンプレだけでも話せます。
LTの超シンプルテンプレ
- 今日学んだこと
- 何が分からなかったか
- 調べて分かったこと
- 明日どう活かすか
これだけで、立派なLTです。
短いからこそ、準備のハードルも下がります。
そして短いからこそ、まず一歩を踏み出しやすいです。
まとめ
もくもく会は、とても良い仕組みです。
一人では続かない学習を、継続しやすくしてくれます。
でも、そこで終わるのは少しもったいない。
学んだことは、思い出して、言葉にして、外に出す ことで強くなります。
その役割を担うのがLTです。
もくもく会でインプットして、LTでアウトプットする。
すると、
- 理解が深まる
- 学びが資産として残る
- 次の学びにつながる
この循環が生まれます。
だから私は、
エンジニアにとって自己研鑽は大切であり、外への情報発信はそれ以上に大切
だと思っています。
完璧でなくて大丈夫です。
間違っていたら修正すればいい。
まずは、小さな学びを3分で話すところから始めてみませんか?
おわりに
もし今後もくもく会に参加する機会があるなら、ぜひ最後にひとつだけ考えてみてください。
「今日学んだことを、3分で誰かに話すなら何を話すか?」
この問いを持つだけで、学び方が少し変わります。
そしてその変化が、未来の自分の大きな差につながるはずです。
どんどん情報は発信していきましょう。
学びは、外に出して初めて強くなります。
筆者プロフィール: ソフトウェアエンジニア。
「知った気にならない。いつまでも学び続ける」を信条に、業務と個人開発の両輪で技術を磨いています。
発信は学びを独り占めせず後に続く人へ渡していく行為であり、ブログ・個人開発・ドキュメント整備を継続している点を大切にしています。
また、学びを言語化してQiitaやBlogに書き残し、自分の理解度を強制的に確認することを実践として重視しています。
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