はじめに
前回の記事でプリザンターのレコード更新APIをPower Automateで自動化してみました。今回はカスタムコネクタを使って前回の機能を再度実現しながら、更新されたレコードに対してTeamsで通知を送るという機能を自動化していきたいと思います。なお、前回の記事に記載した内容やキャプチャは今回の記事では割愛いたします。
カスタムコネクタとは・・・?
コネクタとは、他サービスとの連携機能のことです。コネクタを利用することでサービス同士を連携させてより便利にツールを利用することができます。しかし、コネクタが用意されていないサービスとの連携はできません。そこで、カスタムコネクタが登場します。カスタムコネクタとは、コネクタが用意されていないサービスも連携することができるものになります。なお、カスタムコネクタの設定方法は参考資料を参照してください。
設定
前回の記事に下記を付け加えます。
・レコードが更新される際、更新対象レコードをTeamsに通知
フローの全体像
「自動更新」がオフのレコードの「状況」を完了に更新する処理
「items Get」で「状況」が200(=実施中)、かつ「完了」が前日以前、かつ「自動更新」がオフのレコード情報を取得します。「Apply to each」で該当レコードの「状況」を完了に更新します。そののち、「Apply to each 5」によってレスポンスから取得した「タイトル」と該当レコードのURLを通知します。
通知結果
「自動更新」がオンのレコードの「完了」を1か月後に更新する処理
「items Get 2」で「状況」が200(=実施中)、かつ「完了」が前日以前、かつ「自動更新」がオンのレコード情報を取得します。「Apply to each 2」で該当レコードの「完了」を1か月後に更新します。そして、「Apply to each 6」によってレスポンスから取得した「タイトル」と該当レコードのURLを通知します。
通知結果
最後に
この記事では、前回の記事をベースに追加した箇所を説明しました。少し内容が薄いため理解することは難しいかもしれません。詳しくは前回の記事を参照してください。また、今回の記事ではTeamsで通知を送りましたが、メールでも通知を送ることは可能です。やり方としては、前回の記事と同様のやり方でメール送信APIのJSONを記述していくとメールが送信されます。お試しください。
参考資料