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DockerComposeを使った Pleasanter&PostgreSQL 環境の構築方法!

Last updated at Posted at 2024-09-05

DockerComposeを使った Pleasanter&PostgreSQL 環境の構築方法!

はじめに

私は業務でPleasanterの機能の検証を行う際、localhostを使用しています。
しかし、バージョンによる差異等で複数のPleasanterを使う時はPleasanterのダウンロードなどを何度も行うことがあります。
もちろん、VM環境等を用いることがありますが、今回はDockerを使った検証環境の構築を実施します。

Dockerを使った Pleasanter&PostgreSQL 環境の構築手順

上記「はじめに」で「検証環境の構築を実施します」と記載しましたが、実際は下記リンク先「README.md」ファイルをご参照ください。

上記リンク先の下記リンク先「README.md」ファイルは英語表記となっていますので、こちらでは日本語版「README.md」ファイルとしてご活用ください。

日本語版README.md


Pleasanter * PostgreSQL 環境を構築するためのDocker Compose

概要

こちらのモジュールによって、Docker環境でPleasanter * PostgreSQL環境を構築できます。
各ツールやサービスについては下記をご参照ください。

対象者

  • Dockerを使ったPleasanterのバージョンアップ等でパラメータ設定をどう引き継ぐか悩んでいる方
  • Docker環境下のPostgreSQLで蓄積したデータを永続化したい方
  • 上記両方を実現したい方
  • Docker Composeを使ってPleasanter * PostgreSQL環境を構築したい方
  • Pleasanterを快適に使いたい方

実現できること

  • 3つのコマンドでPleasanterを利用できます
  • Pleasanterのパラメータ設定を引き継げます
  • PostgreSQLのデータを永続化できます

内容

このモジュールには下記バージョンのツールが含まれています。

ツール バージョン
Pleasanter 1.3.6.0
PostgreSQL 15
pgadmin4 8.9

手順

導入

  1. 任意のディレクトリに「PleasanterModule.zip」をダウンロードします
  2. 「PleasanterModule.zip」を解凍します
    ※ 解凍するディレクトリは任意です
  3. ライセンスファイルを「PleasanterModule」ディレクトリに配置します
  4. 「PleasanterModule」ディレクトリでコマンドプロンプトを起動します
  5. 下記の順序でコマンドを実行します

1. イメージのプル

docker compose build

2. PostgreSQLとCodeDefinerコンテナの実行

docker compose run --rm codedefiner _rds

3. Pleasanterコンテナの実行

docker compose up -d pleasanter

4. pgadmin4のイメージプルとコンテナの実行

PostgreSQLを参照するためのGUIツール「pgadmin4」を使用したい場合は、下記のコマンドを実行してください。

docker compose up -d pgadmin4

起動確認

各ツールが起動していることを確認してください。

Pleasanterへのアクセス(localhost:50001)

localhost:50001にアクセスし、ログイン画面に遷移することを確認してください。

Pleasanterでテーブルの作成

以下の手順で「記録テーブル」を作成し、「一覧画面」に遷移することを確認してください。

初回ログインからテーブルを作成する手順
  1. 下記「Pleasanterログイン情報」の内容を入力し、「ログイン」をクリックしてください
  2. 表示されるダイアログボックスに任意のパスワードを入力し、「変更」をクリックします
    ※今後のログイン情報となりますので、厳重に管理してください
  3. 画面左上の「+」をクリックしてください
  4. 遷移した画面左から「記録テーブル」を選択し、「作成」をクリックします"
  5. 任意の名前を入力し、「作成」クリックします
  6. 作成したテーブルをクリックし、遷移することを確認してください

Pleasanterログイン情報

パラメータ
ログインID Administrator
パスワード pleasanter

pgadmin4へのアクセス(localhost:12345)

localhost:12345にアクセスし、ログイン画面に遷移することを確認してください。

pgadmin4を使ってデータを確認

  1. 下記「pgadmin4ログイン情報」の内容を入力し、「ログイン」をクリックしてください
  2. 「Servers」を右クリックし、「登録 > サーバ...」をクリックします
  3. 下記「サーバー登録情報」の内容を入力し、「保存」をクリックしてください
  4. 「Servers > db > データベース > Implem.Pleasanter > スキーマ > Implem.Pleasanter > テーブル > items」テーブルを右クリックします
  5. 「データを閲覧/編集 > 最後の100行」をクリックします
  6. 先ほど作成したテーブルのデータ(ReferenceId:1)

pgadmin4ログイン情報

パラメータ
Email Address / Username example@example.test
Password password

サーバー登録情報

タブ パラメータ
General 名前 db
接続 ホスト名/アドレス db
接続 ユーザ名 postgres
接続 パスワード postgres

環境変数

「環境変数」は「PleasanterModule/.env」ファイルに記述されています。

パラメータ 説明
PLEASANTER_VER Pleasanterバージョン
POSTGRES_VER postgreSQLバージョン
PGADMIN4_VER pgadmin4バージョン
Implem_Pleasanter_Rds_PostgreSQL_SaConnectionString データベースインスタンスにsa権限で接続するための接続文字列
Implem_Pleasanter_Rds_PostgreSQL_OwnerConnectionString Pleasanterのデータベースにdbowner権限で接続するための接続文字列
Implem_Pleasanter_Rds_PostgreSQL_UserConnectionString Pleasanterのデータベースにdbreader,dbwriter権限で接続するための接続文字列
POSTGRES_USER スーパーユーザ名
POSTGRES_PASSWORD スーパーユーザのパスワード
POSTGRES_DB デフォルトで作成されるDB名
POSTGRES_HOST_AUTH_METHOD 認証方式
POSTGRES_INITDB_ARGS 「initdb」コマンドの実行時に渡すパラメータ
PGDATA dbフォルダ名
PGADMIN_DEFAULT_EMAIL デフォルトのメールアドレス
PGADMIN_DEFAULT_PASSWORD デフォルトのパスワード

運用

1. パラメータの変更

  1. 「PleasanterModule/Parameters」ディレクトリ上のフォルダまたはファイルを変更します

手順

  1. 「PleasanterModule」ディレクトリでコマンドプロンプトを起動します
  2. 下記の順序でコマンドを実行します

1. パラメータの再読み込み

docker compose up -d --build

Pleasanter * PostgreSQL環境の削除

  1. 「PleasanterModule」ディレクトリでコマンドプロンプトを起動します
  2. 下記の順序でコマンドを実行します
1. コンテナとネットワークの削除
docker compose down

さいごに

いかがでしたでしょうか?Pleasanter * PostgreSQLの環境構築はできたでしょうか?
Pleasanterは多種多様な機能を備えていながら、標準機能はすべて無料という懐のとても深いツールとなっております。
ただ、なかなかITに精通していない人からするとハードルは高いようです。。。
そのため、この機会に簡単にPleasanterを導入していただき、快適なPleasanterライフを送っていただけると開発者としてとてもうれしいです!

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