こんにちは
どたです
普段はデザイナーをしつつ、Eテキスタイルの作品などを作っています
最近はスイッチサイエンスさんで導電布のモジュールも販売しています。
https://www.switch-science.com/catalog/7038/
やりたいこと
導電糸、というのはその名の通り電気を通す糸です。
ネットで検索すればたくさんの種類が販売されていますが、どんな違いがあるのかよくわかりません。
今回は私の手元にある導電糸に対して、抵抗値を調べてみることにしたいと思います。
導電糸の種類
手元にあった下記の導電糸について、計測します。
- フジックス SmartX
- Aliexpressで手に入れた糸
- Wearicの導電糸
- Sparkfunの導電糸
- フジックス せいでん
計測方法
- 3回計測してその平均値を抵抗値とする
- 糸の長さは30cm 両端をテスターに3回巻きつけて計測する
- 糸の張り具合は、引っ張らず、糸がたるまない程度
注意点
所持している導電糸は入手時期もバラバラなので、古い導電糸は酸化して抵抗値が変化している可能性があります。
また導電糸の抵抗値は張り方や、計測方法によっても変化するので、
ここでの比較は参考程度に見てください。
フジックス SmartX
楽天で購入できるフジックスの導電糸
1000mで購入できるので、入手性は一番高いかもしれません
1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|
193Ω | 228Ω | 202Ω |
### 計測結果: 207.6Ω
うーん、まぁこんなもんですかね
Aliexpressで手に入れた糸
Aliexpress で売っていた導電糸
見た目はSmartXそっくり
1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|
90Ω | 95Ω | 93Ω |
計測結果: 92.6Ω
見た目はSmartXにそっくりですが、抵抗値は半分くらいに減りました。
Wearicの導電糸
1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|
15Ω | 15.8Ω | 15.7Ω |
計測結果: 15.5Ω
独特な触り心地の糸ですが、かなり抵抗値が低い。
正直、購入してから放置していたのですが、結果にびっくりしました。
Sparkfunの導電糸
スイッチサイエンス で売っている導電糸
スイッチサイエンスで販売している導電糸はいくつか持っていますが、
今回はこちらをチョイス
1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|
6.3Ω | 6.4Ω | 6.2Ω |
計測結果: 6.3Ω
見た目的にはSmartXに似ていて、SmartXより少し太いかな?という導電糸でしたが、
意外にもここまでで一番低い抵抗値!
フジックス せいでん
ちょっと番外編ということで、フジックスが販売している静電気防止用の糸です
1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|
- | - | - |
計測結果: 計測不能
抵抗値が高すぎて計測できませんでした。
これは電気を通す用途じゃないようですね。
結論
驚いたのがWearicとSparkfunの抵抗値の低さです。
購入してずっと放置していたのですが、こんなに抵抗値が低いと思いませんでした。
同じ導電糸でもこんなに電気抵抗値が違うんですね〜
もちろん、用途や価格によってもどれが最適かは変わると思いますので、
自分にあった導電糸を使用しましょう。
ではでは