インポート方法まとめ

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モジュールを読み込む	import module
モジュールからメソッド，クラスを読み込む	from module import method, class
パッケージからモジュールを読み込む	from package import module
パッケージの中のモジュールのメソッド，クラスを読み込む	from package.module import method, class

基本的にこの四種類．
これを無意識に使えるようになれば良い．

モジュールとは

pythonコードをまとめたファイルのこと．

モジュールを利用する際にはimportを使う．
main.pyからmodule.pyを利用したい場合は

main.py

import module # ここは~~.pyの~~だけを書く 

module.hello_world()

module.py

def hello_world():
    print('hello world!')

これだけ．main.pyを実行すると

hello world!

module.pyのhello_world関数が実行される．
これが基本形になる．

各種パターン

メソッドだけインポートする場合

さきほどのパターンでhello_world関数だけインポートしたい場合，
from ~~.py import メソッド名
で関数をインポートできる．

main.py

from module import hello_world

hello_world()

これで先ほどと同様に実行できる．

ディレクトリ配下のモジュールをインポートしたい場合

.
|____main.py
|____child1
　 |____child.py

このようなディレクトリを設定する．

main.pyからchild.pyをインポートしたい場合，

main.py

# ディレクトリ.モジュール　で指定
import child1.child

child1.child.child_hello()

このように読み込むことができる．基本的にどれくらいネストされていてもディレクトリ..
のようにドットをつなげることで階層を潜っていくことができる．

そもそもどうやってモジュールを探しているのか

結論：　sysモジュールのpathに指定されているディレクトリなどを順に参照していく

main.py

import sys

for path in sys.path:
    print(path)

こんな感じでsys.pathに登録されているpathを順に表示させる．
そうすると

/pythonTutorial3/study-module
/.pyenv/versions/3.6.0/lib/python36.zip
/.pyenv/versions/3.6.0/lib/python3.6
/versions/3.6.0/lib/python3.6/lib-dynload
/.pyenv/versions/3.6.0/lib/python3.6/site-packages

このように登録されているpathが返ってくる．
モジュールをインポートする際はこれらのパスを順にみていって一致するモジュールがあるかどうかを検索しているらしい．

注意点としてpath上に同名pyファイルが存在する場合は最初にマッチしたファイルを読み込む
.
なので同名ファイルを複数作成している場合は注意が必要．

一つ上の階層のモジュールを読み込む方法

よくあるパターンとして，一つ上の階層のファイル，ディレクトリにあるモジュールを読み込みたい時がある．

これも先ほどの学んだsys.pathを順に探す．というルールを理解していれば簡単になる．
要するにsys.pathに親階層を追加すればいい．

child.py

import sys

# 一個上の階層をpathに追加
sys.path.append('../')

for p in sys.path:
    print(p)

# ../module.pyを読み込む
import module
module.hello_world()

パッケージについて

パッケージとは_init_.pyを持っているディレクトリのこと．
モジュールとパッケージは名称は違うが，扱い方はほとんど同じ，ディレクトリかファイルかの違いだけと思ってもよい

まとめ

処理上ではimport ~~ の~~の部分だけ使えると思っておけばいい
moduleの読込先はsys.pathに登録されているpathを順に読み込む
上の階層などを読み込みたいときはsys.path.appendでpathを追加する