私は2024年11月1日に転職し、3社目になります。
1社目
1社目は20名くらいのベンチャーで、自分の活躍以上に評価され、期待されていたような気がします。
ですが、以下のような理由で転職を考えました。
- 社長に見積もり案を出すと、勝手に大幅納期短縮された状態で決定されるため、残業が常態化する
- 請負なのに顧客がマイクロマネジメントをしてくるため必要以上に準備の工数が必要になり遅延が発生し、残業が常態化する
- 過去に開発した案件の保守を並行して行う必要があり、また不具合がどこにあるか分からないというシステムも引き継いでいるため、不具合発生時には開発工数とは別で工数を確保する必要があるが、開発案件の顧客とは契約上一人日MAXで請け負うので、残業で対応する必要がある
- 上司である部長が、顧客との契約内容を伝達しない、自分で言ったことをやらない、質問に対してもちゃんと答えない、といった雑な仕事をする
若手は優秀だったし、社長の手腕もよく業績が良かったし、年収もそれなりに良かったんですが、このまま続けていくと潰れそうという感覚があって、正直年収もそんなに欲しいと思ってなかったので、辞めました。
あとは、もっと先端技術に触れたいなと漠然と考えながら、転職しました。
2社目
転職先では残業もかなり少なく、先端技術に触れる機会も多かったし、良かったと思います。
しかし、数年働いている中で、将来の不安がわいてきました。
- 長期のプロジェクトに関わる中で、自分が社会に対して価値を提供できている、貢献している実感が持てない
- 自分が優秀だと感じる人だろうと、言われたことをやっているだけの人だろうと、年次に応じてリーダー格に昇格していく
- 一方で、市場としては35歳で管理職を経験していないと厳しい目で見られると評価される中で、この会社で管理職になるのは大体40歳からで、自分はこのままではチームリーダーすら担うか怪しい
- 年収面も前職の上昇率から比べると圧倒的に低い。近年業績も悪い上に赤字の投資をしまくっているので、上がる可能性が低い
- メインの顧客の業界が衰退業界であり、財布の紐が硬く、収益化が難しい。単価が安すぎる
- 技術力が低く、生産性が低い。技術を知らない人がフィジビリティや費用対効果を考えずにプロジェクトを進めているように感じる
35歳の壁を前にして、「将来のキャリアビジョンをしっかりと持つべきだ」と気付かされ、今後のキャリアに対する考えが深まっていきました。このままでは単に経験を重ねるだけにとどまり、年齢を重ねたときに十分なキャリアパスを築けないという危機感が募りました。
同時に、今いる会社で長期的に抱えている課題があり、それらの解決策がまったく思いつかないようなスキルレベルで転職活動をしてはいけないなと思い、今いる会社でできることをしていかなければならないと強く感じました。
転職のトリガー
そんな中、ネットサーフィンとしているとふと転職ドラフトが目にとまり、あと3日くらいで次回のエントリー締め切りだったので、急いでレジュメを完成させました。そのレジュメのレビューを通して、自分の直すべき点を知りたいと思っていました。そしたらなぜか一発で通りました。そして年収が1.5倍以上のオファーも2件きました。これが転職活動を始めるトリガーになったと思います。
でも面接がうまくいかず、YouTubeでよく見るKIKKAKE AGENTさんを頼り、面接対策なども行なってもらうことにしました。ありがたいことに、転職活動終盤はどんな企業でも全然落とされなくなりました。
※ ちょっとだけ気になっているのは、今入社した会社の代表との最終面接において、エージェント側から当社の説明があったと思うが、と言われましたが、私には特にはありませんでした。おそらく他の候補者には会社の説明があったのだろうと思います。
転職においては、技術力のない人が入りにくい会社を選ぶべきだと考えていました。そういう点で、コーディング試験や技術試験のあるところの企業は好印象でしたし、そういった企業は面接の難易度も総じて高かったのではないかと思います。
※ 驚いたことに入った会社では新卒でも同様の選考フローであり、「新卒のレベルが高い」とよく聞くので、これからのお楽しみにしています。
3社目
入った会社は透明性が高く、フィードバックもすごく多く、その内容が非常に自分の価値観とも合うと感じました。前回の記事でも触れましたが、一般的に多くの人が良いと認識しているであろう会社さんから多数内定をいただくことができました。それでも、これまでの面接やフィードバック、開示されている情報から非常に興味を持っていたので、今の会社に決めることに、あまり悩むことはありませんでした。
まだ入社して1週間ですが、面白い会社だと感じます。
まとめ
改めて、今回のキャンペーンは「今年の転職活動で考えたこと、やったことを書き残そう」になるので、まとめます。
35歳の壁を前にこのままではいけないという危機感を覚え、以下のようなことを考え、実践してきました。
考えたこと
- キャリアへの危機感
- どういう会社が良いのか、自分にマッチしているのか
- 自分は見合う実力があるのか
やったこと
- 働き方や将来性を考慮した転職
- 自己認識と改善