はじめに
ES6 改め ES2015 が出て久しいですが、ECMAScript は2015以降毎年更新されているのはご存知ですか?
ECMAScript とは JavaScript の標準を定めた規格で、別々のベンダーで作られるブラウザの JavaScript の実装を統一するために定められているものです。毎年更新されるということはES5以前の知識しか無いままでいるとどんどん置いてかれていってしまいます。const や let で バリバリ書いている人もいますが、ES2015 から3年経っても(ブラウザの仮実装を含めたらもっと)、未だに var を使っている人も多く見られます。ですが、これらの更新の際に安全性だったり、最適化が施されているので、もっとちゃんとした JavaScript を書ける人が増えると良いなと思った次第です。
資料
JavaScript をちゃんと書きたい人向けに、ECMAScript2015(ES6) 以降の構文や機能の初歩的な部分を解説したスライドを作りました。講義の一環で発表時間5分のものに補足を付け加えたものなので、サラッと目を通せると思います。
内容
- JavaScript の簡単な説明
- 構文の解説
- 厳格モード
- 変数宣言
- 比較演算子
補足
其の1となっていますが、なんかお褒めの言葉を頂いたり、続きが欲しいという声が私の耳に届いたら、暇な時に続きの資料も作ろうかなと思ってます。
別に ES2015 以降の内容に絞ろうというつもりはなくて、JavaScript をちゃんと書きたい人向けなので、機能や設計思想の話だったり、JavaScript 特有のプロトタイプベースオブジェクト指向について説明したりしようと思っています。
一応内容としては以下のような感じにしようと思ってます。
- JavaScript の簡単な説明
- 構文の解説
- 厳格モード
- 変数宣言
- 比較演算子
- 関数
- コンストラクタ
- プロトタイプ
6. そもそもオブジェクト指向とは
7. クラスとの違い