初めに
外資就活ドットコムのBtoBマーケの比嘉と申します。
私自身は中途でハウテレビジョンに入社し、外資就活ドットコムを企業に広めていく施策を行なっております。
前職はとあるコンサルで働いており、新規顧客獲得のための企画等もしておりました。
その際のターゲットは経営者でした。現在は人事の方で全くターゲットも異なります。
そこの違いから、悩みながら走ってきた1年の振り返り、見えてきたBtoBマーケにおけるカテゴリーの重要性と次年度に向けた取り組みを共有したいと思います。
BtoBにおけるカテゴリーの重要性
ここでいう**カテゴリー=「〇〇なら△△」**と何を探しているときの第一想起に上がるものです。
例を挙げると、「動画ならYouTube」「ECサイトならAmazon**」**のような形です。
特定のカテゴリーで1番のポジションを取ることがマーケティングでは重要ですが、特にターゲットが法人となるBtoBでは高いように思います。
中途入社して様々なイベントに参加したり、書籍やセミナーでも勉強しましたが、結局はここが一番重要な要素だと感じました。
人材業界でも「理系採用なら〇〇」「体育会採用なら〇〇」「エンジニア採用なら〇〇」のように専門店化している企業が企業からも学生からも選ばれている傾向にあると思います。
弊社ではどうなっているかというと
学生には「外資系企業に就職するなら外資就活ドットコム」というカテゴリーで一定の知名度ができており、チャレンジングな学生に毎年利用いただいております。
結果として登録いただいている学生は難関大や海外大生が多く、TOEICスコアが高い、開発経験がある、長期インターン経験等の自分が就職活動をしていたころや前職でもあまり見たことのない多くの優秀な方に支持いただいており、これを踏まえてもカテゴリーで。
企業にも同様で、比較的外資系には一定の知名度が獲得できております。一方でその他の大手企業の方含めた日系の企業にはまだまだ知名度が低いです。
上記の学生の中には外資系企業以外にも、日系企業に行きたい学生も多くいます。
そのような外資系以外の日本のTOP企業もしくは急成長中の企業をもっと優秀な学生に知らせていいきたいと考えております。
優秀な学生に選ばれているものの、急成長企業や様々な業種の日本のTOP企業にはまだまだ認知されていないというのが現状です。
外資就活が狙いたいカテゴリー
多くの企業が課題として「もっと優秀な学生を採用したい」共通で持っているかと思います。
外資系というイメージのみならず、「優秀学生の採用なら外資就活ドットコム」のような「優秀な学生」「TOP学生」といったカテゴリーあるいは新しく使われるようなカテゴリーを創出し、トップを狙うことが必要です。
これが弊社におけるBtoBマーケティングを行う上でのミッションだと感じております。
今期の施策
今期は「もっと優秀な学生を採用したい人事の方に外資就活ドットコムを知っていただく」をテーマに、セミナー等のコンテンツ発信や、イベントへの出展や協賛、また自社でのイベント開催を行ってきました。
一貫して優秀学生×採用に限定し、学生の特徴や傾向、採用するためのアプローチ事例、優秀層を採用する上での考え方をお伝えしています。
特に自社でのイベントでは濃いコミュニケーションが弊社と人事の方はもちろん、人事の方同士で生まれ、満足度が高く、なかなかお会いできなかった企業にも会うことができました。
採用ターゲットによって施策が変わるため、一般的にWEBや書籍で見つけられる情報でなく、
優秀層に特化した採用戦略が学べる、情報交換できる場の提供は人事にとって価値があると実感しました。
来期に向けて
今年走ってみて、改めて「優秀な人材とは?」と考えることが多く、各企業にとっても考え方が異なるように感じます。
語学力や資格、技術力等の見えやすいスキルを除いて、一貫しているのは「素直さ」「思考力」「ロジカルなコミュニケーション能力(+エネルギー)のような印象です。
これらのスキル面に加え「業界や職種への志望度」も判断要素になってくるかと思います。
これらを可視化させるような取り組みを行い、人事の方に届けていければと思います。
外資就活ドットコムが優秀層採用に一番詳しいというイメージを残せるように、リアルとWEBの両面で発信していく予定です。
最後に
外資就活ドットコムでのBtoBマーケティングは、一般的なBtoBマーケティングと異なり、ABM(Accound Based Marketing)に近く、難しさを感じております。
単にBtoBではなく、学生の部分であるBtoCも絡む人材業界なので余計にそう感じます。
しかしそれが面白さであり、役割にとらわれず、社内でも社外でも色々な部署や人と施策を進めていけるのはハウテレビジョンだからこそだと思います。
来期はより気合いを入れて、個人的にも顧客的にも面白い施策を進めていければと思います。