どれが何問題!
フォントを使っていて
明朝体、ゴシック体、セリフ、サンセリフ、サン
どれが何だったか混乱したことはありませんか?
私は、その場では覚えたつもりでも、しばらく経つと忘れてしまっていて
「これはどっちだったかな?」と自信がなくて調べ直すことがよくありました。
しかし、ある人から覚え方のヒントを教わったらスーッと頭に入ったので、それを共有したいと思います。
※この記事は、HTML/CSS font-familyの総称フォント名に関連する話しです。
要約すると
明朝体、セリフが仲間
ゴシック体、サンセリフ、サンが仲間
- 筆っぽいのが「明朝」
- マジックペンっぽいのが「ゴシック」
- 「止め」などの端部の装飾のある部分を「セリフ」と言う
- セリフは「止め」など端部の装飾のあるフォント
- サンは、フランス語で「〜のない」「〜なしに」という意味
- サンセリフは「止め」など端部の装飾のないフォント
「止め」や「払い」の部分を「セリフ」と言うセリフは「止め」や「払い」のあるフォント
これが理解できれば、もう大丈夫!!
【注意】「セリフ」について、日本語書体の場合、正しくは「ウロコ」ですが、グローバルではセリフと扱われています。
明朝体、セリフ、serif
サンプル
特長は、筆で書いたような「止め」など端部の装飾があるところ
覚え方
筆と相性が良いのは、カタカナより漢字。
フォント名がカタカナの「ゴシック」より、
フォント名が漢字の「明朝」の方が筆と相性が良い、
と関連づけて 「筆は明朝」 と覚えましょう。
筆は「明朝」
セリフとは?
筆で書いたような「止め」など端部の装飾のあるの部分、これを 「セリフ」 と言う
これがあるフォントを セリフ、serif と呼びます。
<注意>「セリフ」について、日本語書体の場合、正しくは「ウロコ」ですが、グローバルではセリフと扱われています。
ゴシック体、サンセリフ、sans-serif
サンプル
特長は、「止め」など端部の装飾がなくて、のっぺりした感じ
筆じゃなく、まるでマジックペンで書いたかのよう
覚え方
漢字よりカタカナの方がマジックペンに合ってる
と関連づけて 「マジックペン、カタカナのゴシック」 と覚えましょう。
マジックペン、カタカナのゴシック
そして、さっきのセリフの話しに戻ります。
先ほど、筆で書いたような「止め」など端部の装飾のある部分を 「セリフ」 と説明しましたが
こちらのフォントには、この セリフがありません。
サンは、フランス語で「〜のない」「〜なしに」という意味です。
サンは、フランス語で「〜のない」という意味
サンセリフ、sans-serif は、「セリフのない」「セリフなしに」という意味になります。
「止め」などの端部の装飾のない書体は、サンセリフと覚えましょう。
サンセリフは「セリフのない」フォントのこと
サン
サンセリフを単にサンと呼ぶ場合があります。
例
Googleフォントに「Noto Sans Japanese」というのがあります。
Notoはシリーズの名称なので飛ばして、sansの方に注目します。
sans-serifのserifが省略されていますが、sansが「〜のない」と覚えていれば
「ない方のフォント」→「セリフのないフォント」と理解できるはずです。
最後に
理解できましたか?
最後の確認です。?の部分には何が入るでしょうか?
- 筆っぽいのが「?」
- マジックペンっぽいのが「?」
- 「止め」など端部の装飾のある部分を「?」と言う
- ?は「止め」など端部の装飾のあるフォント
- ?は、フランス語で「〜のない」「〜なしに」という意味
- ?は「止め」など端部の装飾のないフォント
※答えは冒頭の 「要約すると」 をご覧ください。
個人的な感覚の話しなので、みなさんが覚えるのに活かせるかどうかわかりませんが、ヒントになれば幸いです。
訂正
- 「払い」はセリフではないとのご指摘を受けて訂正
- 「セリフ」について、日本語書体の場合、正しくは「ウロコ」だが、グローバルではセリフと扱われている旨を追加
- HTML/CSS font-familyの総称フォント名に関連する記事である旨を追加