準備
ダウンロード
こちらから、grandMA2
とMA3D
をダウンロードする。
今回ダウンロードしたファイルは以下。
gMA2onPC_v3.9.60.50.exe
MA3D_v3.9.60.50.exe
インストール
まずgrandMA2(照明を動かすソフト)の方をダブルクリックでインストール。規約に同意する。
次にMA3D(照明の3Dシミュレーター)をダブルクリックでインストール。規約に同意する。
grandMA2は、管理者権限で起動しないとうまく起動しないことがあるらしいので設定する。
右クリック>プロパティ>互換性>特権レベル>「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック。
2つのソフトを連動させる
gMA2を操作するとMA3Dが動くように設定する。
gMA2、MA3Dの順に起動する。
gMA2で
Setup > MA Network Control
を選択、Session Nameを適当に入力し、Create Sessionでセッションを作成。
Setup > MA Network Configuration
を開き、3Dをクリック、Addをクリック、Select Station画面で自分のIPを選択し、Session Memberを右クリックでYesに変更。MA3Dが起動してあり、ネットワーク接続が正しければ、項目が緑になり接続が完了する。
MA3DのConnection Stateのハートも緑ならOK。
使い方とか
スクリーン
メインウィンドウの左中央部分がスクリーン1、2~4とExtern1,2はウィンドウ右から開ける。どこに何を置くかは自由。
Executor1-15,101-115みたいにあるものは、フェーダーとかボタンがあって、クリックで表示して再クリックで戻る。
Mastersはグランドマスター部分。
Command Overlayはメインウィンドウのボタンを他のウィンドウで呼び出したいときに使う。
特徴
チャンネルリストみたいなものがない。
パッチをしないとチャンネルがない。代わりに**Fixture(機材)**という概念。チャンネルを経由せずに直接機材を操作する。
作ってみる
チャンネルを作る
チャンネルを作る = パッチをする
Setup > Patch & Fixture Schedule
でパッチ画面。
Layer Nameの入力は最初は閉じてOK。
fixturetypeではどんなタイプの機材かを入力。ここは普通のディマーで制御する機材、Dimmer 00 (DMX 1) DMX1チャンネルで制御されるディマー。クリックすると名前が入る。
Quantityが量、20個にする。
FixtureIDは無視。
ChannelIDは1始まり。
Patch Breakはそのまま。
Applyをクリック。
1~20までのチャンネルができた。
閉じると保存するか聞かれるのでYes。これでチャンネルができている。
ウィンドウをクリックし、Sheets > Channel を開く。左上の〇から、Display > Columns を10にして表示を大きくし、Name Field をONにすると名称が表示される。
Dim 1と書かれたところの数字を右クリックするとNameに名前を入れることができる。
SUS B 1~3とした。
パッチ画面の方が名前は楽に付けることができる。
3個を選択し、右クリックしてから SUS A 1 とすると、自動で1~3になる。
同じように名前を付けて以下のようにした。
ディマーをパッチしていく
ここまでは名前を変えただけなので、ディマーをパッチしていく。
パッチ画面で1~20を選択し右クリック。
一旦全てUnpatchで外す。
以下のように上から順にパッチしていく。
閉じるときに、パッチされていないものがあると警告が出るが、問題ないのでYesで閉じる。
複数のディマーにマルチパッチする
チャンネル20にマルチパッチしていく。
選択した状態で、Create Multipatchをクリックし、3と入力。
4つ選択したら右クリックする。
青く選択された状態で、401と入力すると、401~404となる。
閉じる時のエラーは先ほどと同様。
シーンに記録する
左下の201に記録する。
最初にSUSB1が70%だとすると、
3つクリックし
AT 70 Please の順に押すと光り、赤くなったら
Storeをクリックして画面上部が赤くなり
201をクリックすると記録される。
これで、この時の状態がCue1に記録された。
次に他の状態にして、同様に追加すると、警告が出る。
上書き、キャンセル、などを選択できるので、Create Second Cueで追加する。
このようにしてCueを追加していく。
追加した後にGoをクリックすると、Cueを順番に変化していく。
※このとき、Cueに保存されている情報は、前のCueからの変化の部分のみであるため、変化していない照明に対しては関与していない。すなわち、付いているからと言ってその状態がCueに保存されているとは限らない。
selectをクリックしてから201番を選択すると、黄緑色になり、照明の変化と状態に対して文字色で意味が分かるようになる。
- 水色:明るくなったもの
- 緑色:暗くなったもの
- ピンク:Cueで関与していないもの
- 白:変化していないがCueには情報として保存されているもの
Cueを更新する
Cueの状態を更新するとき、いくつかの操作方法がある。
Update
更新したいCueの状態にする。
操作して状態を変化させる。赤い部分が変化したもの。
Updateをクリックする。
Cue1と書かれた場所をクリック。
赤色ではなくなったらOK。
Store Cue -> Merge
記録する状態を作る
Storeをクリック
追加したいCue番号を入力。ここでは4とする。
Pleaseをクリックするとポップアップが出る。
Mergeをクリックでマージして更新する。
※このとき、Cue Onlyをチェックすると、次のCueに影響を与えずに保存できる。
Cueの順番を入れ替える
Move Cue 1 At 2.5 > Please
で、Cue1が2.5の位置に移動する。
Cueの表示で番号を付けなおしたい部分があったら、選択 > 右クリック > New NumberとStep Widthを入力してRenumberで更新。
Cueをコピーする
copy Cue 1 at 2.5 > Please
で、Cue1を2.5の位置にコピーする。
このとき、CueOnlyを選択するとCueで行われている変化をコピーし、Statusを選択するとその時の状態をコピーする。
機材に関して
このあたりのサイトで、実機の機材が調べられるので、それも使ってみたり。
E3 SpotやE3 Wash、CLAYPAKYのSharpyなど。