0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Scaled Professional Scrum (SPS) を取得した

Last updated at Posted at 2023-04-21

きっかけ

  • 前回の記事でProfessional Scrum Master I (PSM I) を取得したことを記載した。 1
    • ただしこれは一番初めに取る資格であり、保有者数が圧倒的に多く、2023年4月末時点で約57万人もいる。 2
    • 次点でのProfessional Scrum Product Owner I (PSPO I) でも約17万人。 2
    • これでは差別化出来ない、と思った。
  • 差別化を図るには以下のいずれかの方策を取る必要がある。
    • より深掘りする。(Professional Scrum Master II (PSM II) を取得する。)
    • 役割を追加する。(Professional Scrum Product Owner I (PSPO I) を取得する。)
    • 領域を拡大する。(Scaled Professional Scrum (SPS) を取得する。)
  • そして私は以下の理由から三番目の方策を選択した。
    • スクラムマスターやアジャイル開発の話をすると、(質問しやすいのと、質問しないよりマシと言う判断からだと思いますが)決まって大規模開発への適用事例の質問が出るので、「当然、対応しております」と打ち返してみたかった。
    • 取得者数も全世界で6,000人以下なので差別化するにはちょうどよかった。 2
    • LeSSとも非常に類似しており、親和性がよく、応用がききやすい。
    • 採用率の比較的高い(と世間では言われている)SAFeは(私にとっては)重厚すぎた。3

前提条件勉強方法について

  • Professional Scrum Master I (PSM I) に合格している事。
    • いきなりスケーリングは出来ない。
    • スケールすると言っても結局はスクラム。
  • PSM I の頃より英語に抵抗がないこと。
    • さすがにこのレベルになってくると日本語圏での情報が少ない為、英語圏のサイトから情報を取得してくる必要がある。
      • 英語圏でもこのレベルになると取得している絶対数が少ないので検索キーワードを工夫するなどしないと情報が出てこない。(やはり先にPSM Iが引っかかってしまう)

勉強方法について

  • 基本はProfessional Scrum Master I (PSM I) の時と変わらない。1
  • まずはNexusガイドを読む。
  • 公式のサンプル問題 があるのでそれを解く。
    • が、これは罠。実際の試験ではこれと同じレベルの問題は数問(5問程度)しかでない。
    • 本番の試験ではもっと難しい問題が出る。
  • それ以外にも海外の個人サイトなどでサンプル問題の掲載があるのでそれも解く。
    • 代表的な2つのサイトを以下に掲載する。

  • おそらくそれでも足りないので、あとはUdemyやAmazonで問題集が出ているのでそれを解く。

結果

  • 正答率87.5%(40問中35問正解)で、無事に合格した
    • あと2問間違えていたら不合格だった。
    • 正直、解いている最中は「落ちたな」と思っていた。
      • 運よく山勘が当たっただけ。
      • サンプル問題と実際の問題の難易度に乖離があり過ぎるのが最大の問題。
    • 受験料が$250 USD per attempt で Passing score: 85% は割と鬼畜だと思う。
      • どう対策しても本番の難易度は再現できないので、究極は(受験料は高いけど)一度は落ちる覚悟で問題の難易度を確かめて、それから自身にあった対策方法を検討するのがよいのかもしれない。
        image.png
  1. Professional Scrum Master I (PSM I) を取得した : https://qiita.com/tatsu_sekine/items/65c4ba1f8f724b03f172 2

  2. Professional Scrum Certified Count : https://www.scrum.org/professional-scrum-certifications/count 2 3

  3. State of Agile のThe 16th Annual State of Agile Reportによればスケーリングの際の手法の採用率はLeSS:6%、Nexus:3%に対して、SAFeが53%で、とぶっちぎり。とは言え、Full, Portfolio, Large Solution, Essentialとで分けたらどの程度の割合になるのかは気になった。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?