はじめに
LaravelやPHPで開発していると、「配列」「連想配列」「多次元配列」といった言葉が頻繁に出てきます。
しかし、それぞれの違いや使い方をきちんと説明するのは意外と難しいものです。
この記事では、配列の基本から、連想配列・多次元配列までを初心者向けにわかりやすく整理します。
Laravelでの活用シーンにも軽く触れます。
①配列とは？
配列（array）は、複数の値を1つの変数にまとめて扱う仕組みです。
通常の（インデックス）配列
$fruits = ['apple', 'banana', 'orange'];
特徴:
- インデックス(番号)で管理される
- インデックス0から始まる
要素の取り出し:
echo $fruits[0]; // apple
echo $fruits[1]; // banana
②連想配列とは？
連想配列（associative array）は、文字列のキーを使って値を管理する配列です。
$user = [
'name' => '田中',
'age' => 28,
'email' => 'tanaka@example.com'
];
要素の取り出し：
echo $user['name']; // 田中
echo $user['email']; // tanaka@example.com
特徴:
- 配列のキーを自由に定義できる
- Laravelでは、Bladeに変数を渡す時などによく使われる
③多次元連想配列とは？
多次元配列とは、配列の中に配列が入っている構造のことです。
特に Laravel のようなフレームワークでは、リレーションデータや複数件のデータを扱う場面で頻繁に登場します。
1.インデックス配列 × 連想配列
$users = [
['name' => '田中', 'age' => 28],
['name' => '佐藤', 'age' => 35],
['name' => '鈴木', 'age' => 22],
];
echo $users[1]['name']; // 佐藤
2.ネストされた連想配列
$product = [
'name' => 'ノートパソコン',
'specs' => [
'cpu' => 'Intel i7',
'memory' => '16GB',
'storage' => '512GB SSD'
]
];
echo $product['specs']['cpu']; // Intel i7
④配列の主な操作まとめ
⑤Laravelでの使用例（Blade編）
Bladeテンプレートでの多次元配列のループ処理例：
@foreach ($users as $user)
<p>{{ $user['name'] }}（{{ $user['age'] }}歳）</p>
@endforeach
⑥まとめ
配列の構造を理解しておくことで、Laravelのデータ操作やビューへの出力もスムーズになります！