こんにちは!エイチーム引越し侍でインハウスSEO担当をしています、@tatechiです。
突然ですが、あなたの会社にはSEO担当はいますか?
**「弊社にはSEO担当はおりません」**そういう会社ってまだまだ多いですよね。
集客にはSEOが大切!と言われ始めてからかなりの年月が経ちましたが、まだまだSEO担当と言われる人が社内にいる、という環境は珍しいのではないでしょうか。
そんな時によくある無茶ぶりが、**「とりあえず、SEOを意識してサイト作ってくれる?」**という一言。
「え?とりあえずSEOを意識するって何したらいいわけ?」
「ただでさえ毎日忙しいのに、追加でSEO対策なんて無理なんですけどー!」ってなりますよね
- SEOの知識がなくて、何からすれば良いのかわからない
- SEOにちゃんと取り組む時間もない
- でも何かしらSEO対策を始めなければならない
この記事はそんな方のために、最低限やっておくべきSEO対策を紹介していきます。
ちなみに、Googleは公式にSEO対策を始める方向けのガイドラインを作成しています。
> 検索エンジン最適化スターターガイド
この記事は上記ガイドには載っていない情報で、やっておくべきSEO対策を紹介していくので、まだスターターガイドを読んでいない方は、この記事を読んだ後にガイドラインに載っている施策も試してみてください。
##まずSEOの基礎的な考え方をちょっと紹介
ご存知のとおり、SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略。
要は人間だけでなく、検索エンジンにも優しいサイトを作れば良いわけです。
検索エンジンはウェブ上のコンテンツを評価する上で、大きく以下の3つの作業を行います。
- クローリング
- グーグルのクローラーがウェブ上のコンテンツを巡回して、新しいコンテンツや、コンテンツ内の変更を見つけます。 ここで見つけてもらえないと何も始まりません。
- インデックス
- クローラーが集めてきた情報をデータベースに格納します。 検索エンジンのデータベースに格納されて初めて、あなたのサイトは検索結果に表示される権利を得ます。
- ランキング
- あなたが作ったコンテンツに対して、検索エンジンが検索アルゴリズムに沿ってランク付けを行います。 ここに関しては、まずはユーザーにとって良いコンテンツを作ること。 そしてその価値の高さを、検索エンジンに100%理解してもらうための努力が必要です。
この検索エンジンの一連の流れについて、詳しく知りたい方は【マニアックWeb担当者必見!】Google創成期の学術論文をめっちゃ詳しく解説してみたをご覧ください。
SEO対策は、まずはこの3つのステップが問題なく踏めるサイトを作れば最低限OKです。
「さらに良い評価をもらいたい」「クローラーの最適化を行いたい」など本腰を入れて取り組む内容は、この記事では割愛していきますのでご了承ください
##①とりあえずサーチコンソールには登録しておく
サーチコンソールとは、Googleが公式に提供している無料のサイト管理ツールを指します。
このサーチコンソールは、いわばGoogleとサイト運営者の掲示板です。
まだサイトを登録していない人は、とりあえず登録しておくことをおすすめします。
サーチコンソールの機能はいろいろありますが、主な機能は以下の通りです。
- サイトの検索順位状況の確認
- エラーページの確認
- 内部リンク・外部リンクの確認
- クローリングリクエストの送信
無料でこれだけの機能が使えるなら、設定しておいて損はないですよね?
サーチコンソールの設定は、以下の4つの方法から可能です。
- HTMLファイルをサイトにアップロードする
- Googleタグマネージャーを使用して所有権を確認する
- Googleアナリティクスから所有権を確認する
- ドメイン名プロバイダにログインする
詳しい方法は新しくなったSearch Console(サーチコンソール)の導入と使い方についてをご覧ください。
###サーチコンソールを設定したら何したら良い?
時間がない方は、まずはカバレッジの確認から始めましょう。
カバレッジではページ内でGoogleが有効として検知したページ・エラーを検知したページ・インデックス対象から除外したページを見ることができます。
こちらはカバレッジページのキャプチャです
機密データ保護のため、ページをすべて0に書き換えてお見せしていますが、実際はこの「0」が入っている箇所にそれぞれで検知されたページの数が出てきます。
- 検索結果に出したいページが除外になってしまっている
- ページでエラーが検知されている
などの問題があれば、このサーチコンソールのカバレッジから検出されます。
意図しないページが検知されてしまっている場合には、何かしらの修正対応が必要になるでしょう。
ここから検出されている問題を解消していくだけでも、現在サイトの評価を阻害している問題はほとんどつぶせることでしょう。
##②XMLサイトマップを設定する
先ほど、Googleのbotにクローリングしてもらわなければ、検索結果に表示されないとお話ししました。
このクローリングを促す役割を果たすのが、XMLサイトマップです。
XMLサイトマップとは、botのためのサイトマップを指します。
サイトマップ上にbotに見てほしいコンテンツを一覧で並べておくことで、botが新しいコンテンツにいち早く気づけたり、抜け漏れなくサイト全体を回遊できるようになったりなどの効果があります。
###XMLサイトマップの作成方法
それでは、XMLサイトマップはどのように作成すれば良いのでしょうか?
インターネット回線・プロバイダ比較サイトProvalのサイトマップを例に挙げて説明していきます。
基本的な作成方法を紹介します。
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://internet-connect.net/</loc>
<lastmod>2019-04-25</lastmod>
</url>
<url>
<loc>https://internet-connect.net/change/</loc>
<lastmod>2019-04-03</lastmod>
</url>
前述のとおり、XMLサイトマップにはサイト内のコンテンツの一覧を記載していきます。
ネームスペースをとして指定した後で、で囲むかたちでURLを並べていきましょう。
サイトマップのファイルが完成したら、ウェブ上にアップロードしてください。
アップロードが完了した後に、サーチコンソール>サイトマップからXMLサイトマップのURLを設定したら、XMLサイトマップの作成は完了です!
##③コンテンツ重複を避ける
SEOには、「これをやったら間違いなくSEO順位が上がる」というものはありません。
しかし、その逆はあります。
「これをやったらほぼ間違いなくSEO的に悪影響でしょう。」その事例の一つが、コンテンツ重複です。
たとえば、あなたが運営するサイト内に「三毛猫の生態」に関する記事がA・Bの2つあったとします
この場合、「三毛猫 生態」でユーザーが検索したときに検索結果に上位に表示させるのは、Aの記事かBの記事、どちらが良いのでしょうか?
グーグルも迷ってしまいますよね。
この時に起こってしまうのが評価分散です。
グーグルがどちらの記事で上位化させるべきか迷ってしまった結果、グーグルからの評価がA・Bの両社に分散してしまい、結果的にAもBも評価が上がりきらなくなってしまうのです。
記事のタイトルやテーマなど重複が見られる場合には記事の統合やURLの正規化を行うことが大切です。
##④低品質コンテンツの削除
これは主にページ数の多いURLを運用している方向けです。
たくさんページを生成している中で、空白のページやほとんど中身のないページができてしまっていませんか?
このような低品質コンテンツはサイト全体の評価を下げる可能性があります。
もし存在意義のないコンテンツがサイト上に散見される場合には、ページの削除などの対応が必要になります。
ここまで、SEOを加味するうえで最低限やっておくべきことを紹介してきました。
これくらいであれば、忙し方でもなんとかやってみよう!と思えるのではないでしょうか?
さらにSEOに力を入れて、サイトのアクセスを増やしたい!という方には、まだまだやるべきことがたくさんあります。
エイチーム引越し侍では現在様々なサイトを運営しています。
最低限やっておくべきことはもちろん対応したうえで、さらにサイトのSEO対策を強化するにはどうしたら良いか?を日々考えながら、分析・検証を行っています。
▼運営サイト一例
引っ越し見積もりサイト:引越し侍
インターネット・プロバイダ比較サイト:Proval
シロアリ駆除・工事・修理のプロ探し:ファインドプロ
エアコン取り付け工事サイト:エアコンサポートセンター
「もっと深くSEOを理解をしたい!」
「複数のサイトのSEOを担当したい!」
そんな方は、ぜひエイチーム引越し侍の採用サイトにご連絡ください。
皆さんのご連絡をお待ちしております!!