※以下の企画です
今回は「消費者行動と心理学の接近」の内容に入ります。
それでは頑張ります〜
関連研究
主に第一章の内容になるのですが、ここでは消費者行行動心理学の基本用語の整理や、関連研究の紹介がされていました。
特に関連研究については面白い内容が多くあったのでざっくり紹介していこうと思います。
※さすがに全部の論文や文献を確認できたわけではないので、Google検索やPerplexityの結果を大いに用いています。気をつけはしますが誤りがあれば訂正いただけますと幸いです。
消費者心理の始まり(ミュンスターベルグ 1913)
ヒューゴー・ミュンスターベルク(Hugo Münsterberg)は、1913年に出版した『Psychology and Industrial Efficiency』で、産業心理学の一分野として消費者心理の基盤を築いたようです。
消費者行動心理の古典的な立ち位置と見受けられますね。
ちょっとこれ↓が正しいのかは正直わからないのですが、書籍の内容がまとまっていました。
全部を確認はできなかったのですが、第20章では「広告が消費者の記憶に残る条件(サイズ、繰り返し、位置、視覚的インパクト)」を実験的に検証している内容になっていたりと、現代でも普通に通ずる面白い内容だなと感じています。
ざっくり要約してみると、広告の成功はサイズより「繰り返し」「位置」「鮮明さ」で決まり、フルページ単発より小型広告の4回反復が1.5倍記憶に残りやすいということを書いてあったっぽいです。
私も広告業界の人間ではあるので、ここらへんはちゃんと確認して正しく引用できるようにしたいところです。
効用関数(グルーグマン&ウェルス 2007)
ポール・クルーグマン(Paul Krugman)とロビン・ウェルス(Robin Wells)の2007年に『Economics』で紹介された効用関数はかなり有名だそう。
というかめちゃくちゃ面白かったので、明日あたりの記事にします。
ものすごく簡単な式で、「なぜ、似たもの同士がわざわざ貿易するの?」という疑問に対し、「規模の経済(たくさん作ると安くなる)」と「多様性への愛(いろんな種類が欲しい)」という2つのキーワードで説明をしました。
このときに使用されていたのが、効用関数です。
ここらへんはまたまとめます。
消費者意思決定モデル(Blackwell, Miniard, Engel 2006)
Blackwell, Miniard, Engelの『Consumer Behavior (10th ed., 2006)』で示されたモデルは、消費者意思決定を「①問題認識→②情報検索→③代替評価→④購買→⑤購入後行動」の5段階プロセスでフレーム化。
ミュンスターベルクの広告記憶効果が「情報検索・代替評価」フェーズに該当し、繰り返し露出でブランド態度を形成。現代デジタル広告では、リターゲティングがこのループを強化するようなイメージです。
これもまた第二章が「購買意思決定過程」について詳細を書いている無いようなので、今後の記事でまとめると思います。
広告心理(仁科、田中、丸岡 2007)
電通社の仁科宏尚、田中敏夫、丸岡哲夫の『広告心理 (2007)』は、日本語文献で消費者心理と広告効果を体系化した書籍です。
注意・記憶・説得の心理プロセスを基に、AIDAモデル(Attention-Interest-Desire-Action)を拡張した内容について記載されているようです。
これは普通に読むべきだと思ったので、Amazonで注文しました。
ブラックフライデー期間だったので発送がめちゃくちゃ遅いのですが、丁度「新・消費者理解のための心理学」を読み終わるタイミングで届きそうだったので良かったかも。
まとめ
業界のことを知るためには古典として読みつがれているような論文を見つけるのが手っ取り早いと思います。
ただ、それを見つけるのがめちゃくちゃ大変なので、本書のように随所で引用して紹介してくれると助かりますね。
それぞれ深堀って記事のネタにもなるし、なによりも知りたいことをより深く知ることができます。
そんな感じで明日も頑張ります!