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商社マンからエンジニアになってみて

Last updated at Posted at 2021-12-25

前職の内容

  • 前職は総合商社の海外営業を約6年担当していました。会社や資源権益のM&Aを担当したり、新規事業の立ち上げを担当していたりました。
  • その後、2020年にポテパンに通い、エンジニアとして転職。現在SaaSの会社でRails、Reactを中心としたフルスタックエンジニアをやっています。

#エンジニアになろうと思ったきっかけ

  • 商社に勤めていた最後の年に、海外でECサイトをゼロから立ち上げる担当になりました。現場責任者のような形で、ECサイトのレイアウト・コンテンツの設計、商品の仕入れ、在庫管理、PL&BSの管理など、事業全体を包括的に管理しつつ、サービスを立ち上げていく非常にチャレンジングな仕事を任せて頂きました。
  • すごくやりがいのある仕事で充実していました。ただ、大企業の新規事業なので、システム会社やコンサルに発注をしながら、自分は取りまとめや関係者間のコミュニケーションを取り持つことが多く、**「これは本当に自分の力で事業を立ち上げているのだろうか」**という疑問を抱くようになりました。
  • つまり、自分でサービスを作っている感覚よりも、多額の予算を使って、「スペシャリストの人たちにサービスを作ってもらっている」感覚の方が強く、その経験から、**「もっと自分の力で世の中に対して価値を与える仕事がしたい」**と思うようになりました。かなり自由にやらせて頂いていたので、さらにやりがいを感じる仕事をするためには、サラリーマンだと限界があると思い、起業を志すようになりました。
  • 起業といっても色々あると思うのですが、私はWebプロダクトを自分で開発して、それをスケールさせることをやりたいと思っているので、エンジニアとして働きながら、並行してサービス開発をして起業する選択肢を選びました。それが長期的にみると再現性が高そうで、自分なりにしっくりきた道だったからです。
  • 商社の経験から、**「自分がまったくわからないことを誰かに任せて、やってもらうだけだと、競争力のあるビジネスは作れない」**というのが私の持論です。Webプロダクトをスケールさせることがやりたいことなら、自分自身に開発ノウハウがないと、本当に価値あるものを作ることはできないと思っています。そのため、エンジニアにジョブチェンジしたことが、自分の将来の成功に繋がっていると自分では信じています。

#エンジニアとして働いてみた感想

  • そこまで違和感は感じていないのですが、やはり慣れていない仕事をやっているので、サクサクできるようになるまでは時間がかかる、とは思います。ただ、商社のときも最初は全く仕事がうまくいかなかったですし、四苦八苦してる時の方が人間成長しているものなので、心地よいキツさを日々感じています。
  • エンジニアは**「アウトプットをちゃんとだせば、自分のリソースを組織にフルコミットする必要がない」**という点で、日本の大企業の文系総合職とは異なるかと思います。文系総合職だと「組織に対してどれほど自分がコミットしているか」という点がどうしても評価の基準になりがちなので、エンジニアの方が圧倒的に自分の時間を確保しやすいです。スキルがあるので、副業とかも簡単にできますね。
  • また、起業に向けたプロダクト開発も、誰かにお願いしたらお金がかかりますが、自分でできます。これがエンジニアになった一番のメリットです。自分で考えながら、自分の作りたいものを作れるので、小回りが効くというか、極めてアジャイルに開発できます。

#今後はどんなエンジニアを目指したいか

  • エンジニアとしてなるべく自分のスキルを伸ばしていきたいです。10年、20年のキャリアがあるエンジニアの方と一緒に仕事をしたりすると、自分がまだまだ本当に未熟であることを痛感します。ただ、そういった方々と競い合って勝ちたいとはあまり思っておらず、ビジネスサイドの経験も生かしてうまくポジショニングしていければと思っています。
  • また、私と同じような価値観を持っている方々とつながっていきたいです。そして同じ志を持つ仲間と一緒にプロダクト開発をやっていきたいですね。
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