「ITのプロなら、共通テストなんて満点余裕でしょ?」
そんな声が聞こえてきそうですが、現実はそう甘くありませんでした。
2025年度の大学入学共通テスト。新課程の目玉である「情報Ⅰ」の平均点は69.26点。
ITコンサルとして日々システムや業務フローと向き合っている私が、あえて「無対策」で挑んだ結果を、恥を忍んで公開します。
一緒に解いてみたい方や詳しい解説はこちらをご覧ください↓
大学入学共通テスト 解答・解説 2025 | 予備校の東進
💡 チャレンジャーのスペック
- 経歴: エンジニアとしてキャリアをスタートし、現在は現役のITコンサルタント。
- 専門領域: システム開発、業務プロセス改善。
- 大学で情報工学を学び現場での実装・設計経験はあるが、最新の「学習指導要領(情報Ⅰ)」については今回初めて目にする「完全無対策」状態。
自身の受験期には「情報」という科目が今ほど体系化されておらず、特に「統計」が重視される前の指導要領で育った世代です。
「実務の知識があれば、高校生の問題なら満点取れて当然でしょ?」という少しの余裕(と、のちのフラグ)を持って挑みました!
📊 【採点結果】合計:87点
ずばり結論から言うと、100点満点中87点でした。
| 大問 | 配点 | 得点 | 失点の内容 |
|---|---|---|---|
| 第1問(知識・論理) | 20 | 20 | なし(完答) |
| 第2問(UI/UX・手続き) | 30 | 25 | 2問ミス(キ, コ) |
| 第3問(プログラミング) | 25 | 25 | なし(完答) |
| 第4問(統計・データ) | 25 | 17 | 3問ミス(イ, キ, コ) |
| 合計 | 100 | 87 |
「8割超えてるなら十分じゃないか」と思われるかもしれません。しかし、間違えた箇所を振り返ると、**「実務のプロだからこそ陥る罠」と「今の教育が求めているもの」**のギャップが見えてきました。
1. プロが躓いた「統計」と「用語」の壁
最も苦戦したのは、第4問の「統計」でした。
正直に言い訳をさせてください。私の時代の指導要領には「統計」がこれほど手厚く入っていませんでした。
- 「第4問 イ」: 単純に用語の知識不足。
- 「第4問 キ」: 散布図の詳しい読み取り。東進の解説を読んでも、正直ピンとこない……(笑)。
大学で少し触れた記憶はありますが、ITコンサルの実務で統計用語をそのまま使う機会は意外とありません。現場では「データから何が言えるか」というビジネス的な解釈が求められますが、試験では「学問としての厳密な定義」が問われます。ここが大きな差でした。
「第4問 キ」についてはこちらの方の解説でなるほどーとなりました。 → 共通テスト2025 情報 解説速報
2. 「論理演算」への違和感:実務は「パズル」じゃない
第1問や第3問で出てくる「論理演算(AND, OR, NOT)」。
エンジニアなら毎日コードで書いているはずですが、ここでも独特の感覚がありました。
論理演算は確かにプログラムで使います。でも、実務(特に業務系システム)では、複雑な論理式を解くことよりも、**『条件の書き方をいかにシンプルにするか』**という思考の方が使うんです。
複雑なパズルを解くような論理演算は、組み込み系やハードに近い領域では頻出しますが、モダンなシステム開発やコンサルティングの現場では「誰が見ても一瞬でわかる条件式」が正義。試験特有のひねった問いに、脳の普段使っていない筋肉を使わされた感覚です。
3. UI/UXや手続き処理は「日常の裏側」にある
一方で、第2問の「生活に関連した手続き処理」には、今の「情報Ⅰ」の面白さを感じました。
- ネットショッピングの仕組み
- サービスの会員登録
- 買い物におけるポイント還元
これらはすべて、私たちが日常的に触れているものです。情報という科目が、単なるPC操作の習得ではなく、**「世の中の仕組み(アルゴリズム)を理解する学問」**になろうとしているのを感じました。
この分野は普段目に見えない部分のためイメージがつきにくいでしょうし、解説や説明を聞いただけでは、そりゃそうだろうというロジックの組み合わせに感じるかもしれません。
ただし、システムとは達成したい目的やそれを実現する際の制約がある中で、そういう論理が通った当然の動きを組み立て作り出すことにあるのです。
逆にそれらがしっかりできていないシステムも世の中にはちらほらあり、そういうものに我々が触れたときに「使いずらいな!」と感じたり、ニュースで報じられるような障害や不具合が発生したりするのです。
4. 振り返って:受験生と同業者へ
受験生のみなさんへ:
プロでも、対策なしでは満点を飛ぶことは難しいです。特に「統計」や「細かい用語」は、実務経験があっても「知らなければ解けない」部分です。でも、第2問や第3問で問われている「論理的思考」や「手続きの整理」は、間違いなく社会に出てから役立つスキルです。
最後に
仕事以外では、旅行・推し活・コスメなど「人生の最適解」を徹底リサーチしています。
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