初めに
こんにちは!
今回は、仮想環境の構築に欠かせない「VMware」について、基本的な用語や概要をまとめてみました。
エンジニアとして業務を進める中で、検証環境を用意するために仮想環境を構築する機会は多いかと思います。
そんなときによく登場するのがVMwareです。VM~と名前が似ててわかりにくいですよね。。
本記事では、現場でよく耳にするVMware関連の用語を中心に、初学者の方にもわかりやすく解説していきます。
「VMwareってよく聞くけど、実際どんなもの?」という疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。
あくまでも初心者エンジニアのメモ程度で書いておりますのでご承知おきを~
VMwareとは
vSphereとは、VMware者が提供する仮想化プラットフォームの製品群の総称です。
簡単にいうと、仮想サーバを作ったり、管理したりするためのツールセットです。
これを使えば、物理サーバ上に複数の仮想マシンを簡単に構築・運用することができます。
vSphereを使って仮想化を行うには、仮想マシンを動かすだけでなく、それを管理・操作するための複数のコンポーネントが必要です。
vSphereを構成する主なコンポーネント
vSphereを使って仮想化を行うには、仮想マシンを動かすだけでなく、それを"管理・操作するための複数のコンポーネント(部品)が必要です。"
代表的なものは以下の4つです。
ESXi(イーエスエックスアイ)
ESXiとは、仮想化を実現するための「ハイパーバイザー」と呼ばれるソフトウェアです。
Vmware vSphere のコンポーネントの中でも最も中心的な存在であり、物理サーバの上で仮想マシンを動かす「土台」のような役割を果たします。
vCenter Server (ブイセンターサーバー)
vCenter Serverとは、仮想化監視サーバです。
Vmware vSphere のコンポーネントの中でも管理の中枢を担う存在であり、複数のESXiホストや仮想マシンを一元的に管理・制御する「司令塔」のような役割を果たします。
vCenterを使うことで、仮想マシンの作成・移動・監視・バックアップなど、さまざまな操作を効率よく実施することが可能になる。
vSphere Client
vSphere Clientとは、vCenter Server に接続して操作を行うためのデスクトップアプリケーションです。
Windows環境で利用されることが多く、GUIで直感的に仮想環境を操作できるツールです。
vSphere Web Client
vSphere Web Clientとは、Webブラウザを使用して、vCenter Serverにアクセスし、仮想環境を操作できるWebベースの管理ツールです。
インストール不要で、どこからでもアクセスできるのが特徴です。
vCenter Serverの主な機能
vSphere HA(High Availability)
サーバーに障害が発生したとき、自動的に仮想マシンを別の正常なホストに再起動してくれる機能です。システムの停止時間を最小限に抑えられます。
DRS(Distributed Resource Scheduler)
仮想マシンの負荷を自動的に分散して、リソース(CPUやメモリ)を効率よく使う機能です。パフォーマンスの最適化に役立ちます。
vMotion
仮想マシンを停止せずに、別のESXiホストへ「ライブ移動」できる機能です。メンテナンス時や負荷分散に便利です。
まとめ
vSphereは、VMware社が提供する仮想化プラットフォームの総称で、仮想サーバーの構築・管理を行うためのツール群です。中心的なコンポーネントには、
仮想マシンを動かす「ESXi」、それらを一元管理する「vCenter Server」、
操作用の「vSphere Client」と「vSphere Web Client」があります。
これらが連携することで、効率的で柔軟な仮想環境の構築・運用が可能になります。