UnityインストールからAndroidビルドする手順(2018/6/20現在)
はじめに
- Unity本体やAndroidStudioのバージョンアップでビルドがうまくいかないことがよくあるので- 、
現在(2018/6/20)における
「Unityインストール~Android用apkファイルを出力するまで」の方法をまとめてみました。 - 2020/3/23現在、Unity2019.2.12f1で確認したところ、UnityHubでインストールするときに
追加したいモジュールに「Android Build Support」にチェックを付けるだけで、
勝手にJava JDK、Android SDK、Android NDKがダウンロードされるようなので、
最近のUnityバージョンでは以下の手順は全く必要ないかもしれません。。。- ちなみにダウンロードされたAndroidのモジュール関係は以下のパスに入っているようです。
- C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2019.2.12f1\Editor\Data\PlaybackEngines\AndroidPlayer
- ちなみにダウンロードされたAndroidのモジュール関係は以下のパスに入っているようです。
開発環境
- Windows 10
- Unity Ver 2018.1.5f1 Personal
- Android Studio Version 3.1.3
- Android SDK Tools r25.0.2
- Java JDK (Java Development Kit) 8u171
- Android NDK r13b
設定の流れ
- Unityのインストール
- Android Studioのインストール
- Android SDK Toolsの「tools」フォルダを旧バージョンに差し替え
- Java JDKのインストール
- Android NDKのダウンロード
- Unityエディター内のAndroidパス設定
- Unityエディター内でプロジェクトのビルド設定
Unityのインストール
- 以下のURLからUnity Personalをダウンロードしてインストール
- https://store.unity.com/download?ref=personal
- チェックボックスにチェックして、「Download Installer for Windows」をクリック
Android Studioのインストール
- 以下のURLからダウンロードしてインストール
- https://developer.android.com/studio/?hl=ja
- ダウンロードした以下のexeをダブルクリックしてインストール開始
- 基本すべて「Next」でOK
- インストールが完了した後に起動
- 起動時に設定をどうするか聞かれると思うので、「Do not import setting」をチェックして進める。
- 「Android Studio Setup Wizard」が始まるので、「Next」
- 「Install Type」は「Standard」を選択して「Next」
- 「Select UI Theme」は「IntelliJ」を選択して「Next」(※別に自由なので好きなものを選択)
- 「Downloading Components」画面でダウンロードが始まるはずだが、うまくダウンロードできない場合は
「SDK tools directory is missing」となってしまう。(以下のプロキシをチェック) - 社内などでプロキシ設定をしていると必要なコンポーネント群がダウンロードできないので、以下のSettingsをクリック
(プロキシ設定されていない環境の場合は以下のプロキシ設定手順は不要です)
Android SDK Toolsの差し替え(現在不要かも 2019/1/16)
- 上記のフォルダ内にある「tools」フォルダは最新のバージョンが自動で入っているはずだが、
UnityでAndroidビルドする場合は、逆に古いバージョンに差し替えてあげないといけない。 - 以下のURLのzipファイルをダウンロードし、適当なフォルダに解凍します。
http://dl-ssl.google.com/android/repository/tools_r25.0.2-windows.zip - 上記フォルダ内の「tools」フォルダを削除し、解凍した「tools」フォルダを同じ場所に配置する。(=置き換える)※当作業不要かもしれないため、置き換えずに以下の作業を進めて、ビルド失敗した場合に置き換えてみてください。(2019/1/16)
Java JDK(Java Development Kit)のインストール
- 以下のURLで「Java SE Development Kit 8u171」をダウンロードする
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html - 「Accept License Agreement」にチェックをして、「Windows x64」をダウンロード
- 後は基本「Next」でOK
Android NDKのセットアップ
- Unityで「IL2CPP」を使用する場合に必要になりますが、使用したほうがいいので設定します。
- 以下のURLからzipファイルをダウンロード(容量がでかいです)
https://dl.google.com/android/repository/android-ndk-r13b-windows-x86_64.zip - 適当な場所に解凍しておきます。(今は「D:\Unity」に配置)
Unity側のAndroidパス設定
- Unityエディターを開き、「Edit」→「Preferences」→「External Tools」を開く
- 「Android」の「SDK」「JDK」「NDK」のパスを設定する。(デフォルトだと以下のパスになるはず)
SDKパス例「C:\Users\各ユーザー名\AppData\Local\Android\Sdk」
JDKパス例「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_171」
NDKパス例「D:\Unity\android-ndk-r13b」(これは解凍した場所なので任意) - これでビルド前の下準備は完了です。(↓ 以下はメッセージが出た場合のみ行ってください ↓)
- ※2019/5/1現在 以下の図のようにビルド時にNDKのバージョンが「r16b」を求められる場合があります。
- この場合は、図の「Download」をクリックし、「r16b」のzipファイルがダウンロードできますので、任意の場所に保存をし、上記の手順と同じようにパスの設定をUnity上で行ってください。
- 以下は各プロジェクトをビルドする場合のセッティングになります。
プロジェクトのビルド時の設定
- Unityでビルドしたいプロジェクトを開く
- 「File」→「Build Settings」を開く
- 「Platform」を「Android」に設定し、以下の図のように設定する。
- 「Player Settings」をクリックする。
- Unityエディターの右側の「Inspector」が「PlayerSettings」に切り替わることを確認
- 「Settings for Android」の設定を下図のように設定する。(青枠部分)
「Package Name」は「unity.会社名.ゲーム名」にしておくのが普通のようです。(名称は任意でOK)
「Minimum API Level」と「Target API Level」は設定は任意です。(今はAndroid 5.0としています) - 設定が終われば、「Build Settings」右下の「Build」をクリック
- ビルドするファイル名を聞かれるので、「Test.apk」などの名前を付けてビルド開始
- ビルドが始まり、無事にapkファイルが生成できれば成功!!(Console画面に以下が出れば成功)
実機でデバッグ
- ビルドしたapkファイルをAndroid端末へコピーして、インストールするだけ。
- Android端末の開発者デバッグ設定を忘れずに(参考URLに詳細記載されています)
- 以下のアプリをAndroid端末へインストールすると、APKファイルを自動で探してインストールしてくれるので便利です。
インストーラ(Install APK)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rhythm.hexise.inst