37
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

はじめに

本記事は、KDDIアジャイル開発センター株式会社アドベントカレンダー3日目の記事です。

皆さん、こんにちは。
私はKDDIアジャイル開発センター(KAG)で、ソフトウェアエンジニアをしている伊勢谷と申します。
今年の3月にKAGへ中途入社し、年が明け、しばらくしているとあっという間に1年が経とうとしています。

再来年には30歳という節目の年齢になるため、
今後のエンジニアとしての展望とか、技術に対する向き合い方みたいなものを個人の意見としてつらつら書いていこうと思います!

※繰り返しになりますが、ここからはあくまでも個人としての意見です。

アラサーエンジニアの現在地

私と同年代の社会人と話していると、こういった話題がよく出ます。

  • 仕事にも慣れてきて、生活に少し余裕が出てきた
  • 久しぶりに会った友人が結婚していた
  • 異業種に転職をした

上記のように20代前半の時とは違い、公私共に新たなステージへと差し掛かっているタイミングなのかなと思います。(実際、自身も転職したので)
20代前半の「がむしゃらさ」とは違う、次のステージに向かう準備期間のような感覚です。
このように感じている同世代は多いのではないでしょうか。

「がむしゃらさ」について

経験浅めのころは、目の前のタスクの量をこなし、先輩エンジニアの背中を追い続ける毎日。
時間を投下することが正義だと思っていた。
膨大な引き出しを持つ先輩方の知見を、とにかく吸収しまくるために、たくさん質問しましたし、迷惑もかけてきました。

学びを得ながら、コードを書くことが楽しく、
プルリクエストで山のような指摘を受けながらも、実装できたことの喜びがこれ以上ないくらい充実していました。

次のステージに向かうために

がむしゃらに量をこなすだけでは、技術の進歩にはついていけない。
あらゆることに疑問を持ち、考えながらタスクを進めることが必要であると考えました。
マラソンで例えるなら、効率よくゴールするために走り方を考え、自分に合ったシューズを見つけようと考えました。

もう少し角度を変えつつ、仕事、技術に向き合わなければ、常に自己ベストを更新し続けることは難しいです。
そんなことを考えていた矢先、AIとの向き合い方について大きく考えさせられる出来事が起きました。

AIの台頭により技術への向き合い方が変わった話

今年はよりAIを身近に感じる1年になったなと感じています。
我々エンジニアだけでなく、家族や友人との会話の中でも「AI」というワードが頻繁に出てくるようになったと思います。

AIに頼りすぎた結果、何も理解できていなかった

これは個人でAI駆動開発を進めていたときの実体験です。
AIが生成したコードの中身をざっと読んで「まあ動くし大丈夫やろ」と何気なく進めていました。

いざデプロイを試みたところ、エラーが発生。
中身を理解していなかった私は、原因特定が全くできませんでした。
(今冷静に考えるとすぐに対処できるのだが・・)

やばい、手が止まった。

AIと壁打ちしたり、色々と試行錯誤したのち、
最終的には、コードを自分で一から丁寧に読み込み、仕様を整理し、問題を自己解決することができましたが、
その過程で強く感じたのは、

理解していないままAIに依存するのは、危険な橋を渡っている

ということです。

プロダクトに不具合が発生した場合や、機能追加をする場合に、対応できる力がなければ当然リリースに影響が出てきます。
解決できる程度のものであればさほど問題ないでしょう。

AIとの正しい付き合い方

この経験から私は、以下の取り組みを始めました。

  • コードレビューを今まで以上にちゃんと読み、理解する
  • ナレッジをConfluenceにまとめる
  • 仕様や意図をコメントアウトなど文字として残す

今後の開発では、AIに指示するためのドキュメントがそのまま設計書になります。
つまり、文脈を作るのは人間であり、AIが生成した成果物であっても、理解する力は絶対に必要だということです。

30歳を前に考える、エンジニアとしての分岐点

AIとの向き合い方を考え直した今、もう一つ向き合わなければならないテーマがあります。
それは、エンジニアとしてのキャリアパスです。

大きく分けて3つの選択肢

同世代のエンジニアと話すと、大きく3つの方向性が見えてきます。

  1. マネジメント路線
    チームをまとめ、プロジェクトを推進する側へ。
    技術的な判断力に加え、人を動かす力、ビジネス視点が求められる。

  2. スペシャリスト路線
    特定の技術領域を極め、技術で勝負し続ける道。
    アーキテクト、テックリード、あるいはOSS活動など、技術そのもので価値を生み出す。

  3. ハイブリッド路線
    現場で手を動かしながら、後輩の育成やチームの技術選定にも関わる。
    技術力と調整力、両方を磨き続けるスタイル。

「どこを目指すのか?」
正直、まだ明確な答えは出ていません。

ただ、今回のAI体験を通じて確信したことがあります。
それは、どの道を選ぶにしても、技術を理解する力は絶対に必要だということ。

マネージャーになってもある程度の技術的な判断は求められます。
スペシャリストを目指すなら、なおさら深い理解が必要です。
ハイブリッド型であれば、両方の視点が求められます。

AI時代だからこそ、この「理解し、解決する力」が差別化要因になる。
30歳までの残り時間で、この力を徹底的に磨いておきたいと考えています。

おわりに

20代も残りわずかな時間になりました。

AI時代だからこそ、
歩みを止めないエンジニアであること。
理解する力と、言語化する力を磨き続けること。

そして何よりも、

問題解決能力は磨き続けないといけない。

どれだけ便利な技術が生まれても、最後にプロダクトを前に進めるのは人間の意思と実装力です。

もちろん、AIを使い倒し、プロダクトの価値を高めることは必要不可欠です。
AI時代を生きるエンジニアとして、
何が必要で、何を学ぶべきかを見定めながら、さらに飛躍するために成長し続けます。
便利なツールに歩みを任せるのではなく、自分の足でしっかりと前に進んでいく。
そんなエンジニアでありたいと思います!

30歳という節目を、新たなスタート地点として。

自分語り大半でしたが、読んでいただきありがとうございます。では:raised_hand:

37
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
37
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?