<table>
<tr><td>君に似合うかなと思って </td></tr>
<tr><td>これ会社の皆には内緒な </td></tr>
<tr><td>今私がしてるのと同じブランドなんだ </td></tr>
<tr><td>今どのくらい持ってんの? </td></tr>
<tr><td>今私がつけてるのもあげよう </td></tr>
<tr><td>今つけてもらえる? </td></tr><!--以上は、(間違えた贈り物:アンジャッシュ)にて使用された文言-->
<tr><td>私も同じ奴をもってるんだ </td></tr><!--以下は、(間違えた贈り物:アンジャッシュ)にて使用された文言を教師データとしてGPT4, Gemini, Claude 2.1, 人間が作成した文言-->
<tr><td>私の分を買うついでにな </td></tr>
<tr><td>これからの季節にぴったりだと思う </td></tr>
<tr><td>たしかにちょっと派手すぎるかな? </td></tr>
<tr><td>ちょっと高いけど気にしないで </td></tr>
<tr><td>君のイメージにぴったりだと思った </td></tr>
<tr><td>これならきっと喜んでくれると思った </td></tr>
<tr><td>ねぎらってやろうと思ってな </td></tr>
<tr><td>日頃の感謝を込めて </td></tr>
<tr><td>ちょっとしたサプライズだよ </td></tr>
<tr><td>安心しろ、私のおごりだ </td></tr>
<tr><td>ぜひ会社でも着てくれ </td></tr>
<tr><td>これを機にさらに頑張ってくれ </td></tr>
</table>
上記の文は「上司が部下にネクタイを贈るにあたって発する可能性が高い文言」です。上司である渡部が、嫁が買ったブラジャーをネクタイと間違えて部下である児島に贈ってしまうという内容のネタにて使用されています。
私はお笑いAIを作るにあたり、「上司が部下にネクタイを贈るにあたって発する可能性が高い文言」のような、特定のシチュエーションにおいて発生する可能性が高い文言をSituation-sensitive statement(以下 SSS)と勝手に呼んでいますが、これには既に何か名前があるのでしょうか?
SSSは、それ単体では何ら異常性を持たない「普通のオブジェクト(Ordinary object)」です。
アンジャッシュのネタのような「普通のオブジェクト(Ordinary object)」を「異常な状況(Unordinary situation)」において実行・表示するというタイプのネタを半自動生成する試みを
https://tarotoyota.pythonanywhere.com/
でしています。
以下は「人物aが人物bに対してグローブをプレゼントした際に発生する可能性が高い文言」です。ほぼ全てGPT4, Gemini, Claude 2.1に作成させました。
<table>
<tr><td>これ他の奴らには内緒だぞ </td></tr>
<tr><td>今私がしてるのと同じブランドなんだ </td></tr>
<tr><td>私も同じ奴をもってるんだ </td></tr>
<tr><td>私が昔使ってたんだ </td></tr>
<tr><td>私の父が昔使ってたんだ </td></tr>
<tr><td>今つけてもらえる? </td></tr>
<tr><td>フィットするか確かめてくれ </td></tr>
<tr><td>少し大きいかな? </td></tr>
<tr><td>最初のうちは少しキツいかもしれないな </td></tr>
<tr><td>私が使い心地を確認したんだ </td></tr>
<tr><td>これで練習を頑張ってくれ </td></tr>
<tr><td>ちょっとしたサプライズだよ </td></tr>
<tr><td>安心しろ、私のおごりだ </td></tr>
<tr><td>しっかり受け止めてくれるぞ </td></tr>
<tr><td>ずっと大切に使っていたんだ </td></tr>
<tr><td>多分お前に合うサイズだろう </td></tr>
<tr><td>少し大きいが使いこめばなじんでくるぞ </td></tr>
<tr><td>最初は違和感があるかもしれないが </td></tr>
<tr><td>少し大きく感じるかもしれないが </td></tr>
<tr><td>是非試合でもつけてくれ </td></tr>
<tr><td>硬めが好きか? </td></tr>
<tr><td>自分の投球スタイルに合うようにしていけ </td></tr>
<tr><td>フォームに合わせて調整していけ </td></tr>
<tr><td>ポジションに合わせて調整していけ </td></tr>
<tr><td>食い込み具合も大事だ </td></tr>
<tr><td>使ううちにほぐれていく </td></tr>
<tr><td>結構芯が強くて弾力があるんだ </td></tr>
<tr><td>オイルとローションも買っておいたから </td></tr>
<tr><td>泥が付いたらちゃんと洗えよ </td></tr>
<tr><td>オーダーメイドではないが本格的に始める前にはこれで十分だろ </td></tr>
<tr><td>いつかオーダーメイドの奴を買ってやる </td></tr>
<tr><td>いつかプロモデルを買ってやる </td></tr>
<tr><td>使えば使うほどよくなる </td></tr>
<tr><td>ちゃんと手入れしろよ </td></tr>
<tr><td>特別な扱いじゃない、心配するな </td></tr>
<tr><td>あとはお前次第だ </td></tr>
<tr><td>全力でプレイしてくれ </td></tr>
<tr><td>これで新しいスタートを切ろう </td></tr>
<tr><td>破れたら修理に出せ </td></tr>
<tr><td>これでお前もチームの一員だ </td></tr>
<tr><td>汗や汚れはこまめに拭き取れ </td></tr>
<tr><td>これと一体になれ </td></tr>
<tr><td>これで一歩前進しよう </td></tr>
<tr><td>きちんと磨けよ </td></tr>
<tr><td>ぺったんこになるまで使ってくれ </td></tr>
<tr><td>今までずっと友達のを借りてきたんだろ? </td></tr>
<tr><td>試しにそれ着けてキャッチボールやろう </td></tr>
</table>
SSSはAIが大量に作ってくれたので、このあと人間は「人物aが人物bに贈り物をする際、グローブを何と間違えればネタとして成立するか」を考える作業だけすれば済むわけです。
AIに「お笑いを作って」と発注するより、「SSSを作って」というふうにタスクを細分化してやる方が、お笑いAIを作るアプローチとして適切です。
AIに「ポケモンみたいなゲームを作って」と発注するより、「ポケモンclassを作って」「タイプ相性表を渡すからこういう型のオブジェクトにして」「たたかう、にげる、ポケモン、バッグ、の四項目をもったUIを作って」というふうにタスクを細分化してやる方がいいわけです。
あとAIに内容を考えさせたギャグマンガを第28回YGマンガ大賞とGJ新人マンガ賞に送ったのですが、前者に落ちました。