はじめに

iOSのFacetrackingの標準で作成ができるARSCNFaceGeometryことグレーマスクですが、あのフェースマスクにテクスチャを貼りたいことってあると思います。しかしモデルをどのように取得したらいいかわからなかったので、今回調査してみました。

###取得方法
具体的な方法は次の通りです

XcodeでARSCNFaceGeometryを表示します
Xcodeのヒエラルキー表示をします（実行中に、図の青い四角の部分のボタンを押します）
ヒエラルキーにSCNSceneが表示されるので、選択する
Exportボタンを押してDAE形式で出力する

DAEとは

DAEとは、ソニーがPS3の時に提唱し、現在クロノス・グループが管理している3Dオブジェクトの形式です（現在は、glTFのほうが一般的ですが）

マスクオブジェクトのテクスチャの当たりの作成

DAEは、Blenderでもサポートしていますし、Mayaでもサポートしていますので、お好きなツールを使ってUVを表示し、画像として保存してテクスチャ作成用の当たりを作成できます。

###まとめ
iOSの端末から、マスクの3Dオブジェクトを出力しUV用の当たりを作成することができました,Faceのオブジェクトを利用した面白いコンテンツを作りましょう

FaceTrakingのデータおよび、当たりのデータ

FaceTrackingしている３Dオブジェクトおよび当たりの画像データをあげておきました、解像度などで納得がいかない場合は3Dデータから再作成してみてはいかがでしょうか。
https://github.com/tarotaro/iOSFaceMaskUVImage