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Node.jsで、ファイルから1行ずつ読み込むためのreadlineモジュール

Last updated at Posted at 2019-11-28

##注意
この記事は初心者視点でザックリとした説明をしています。正確性に欠ける可能性がございますが、ご了承ください。「明らかに違うよ」ということがありましたら、ご指摘くださると幸いです。

##Node.jsでファイルに1行ずつ書き込みたい。
Node.jsを使う際、.txtファイルや.csvファイルを一行ずつ読み込みたい場合がありました。
そんな時に使えるのがreadlineモジュールです。Node.jsで標準に備えられています。

##readlineモジュールの使い方
まずは以下のように、ファイルに書きます。

index.js
'use strict';
//モジュールの読み込み
const fs = require('fs');
const readline = require('readline');

//readstreamを作成
const rs = fs.createReadStream('./input.csv');
//writestreamを作成
const ws = fs.createWriteStream('./output.csv');

//インターフェースの設定
const rl = readline.createInterface({
//読み込みたいストリームの設定
  input: rs,
//書き出したいストリームの設定
  output: ws
});

//1行ずつ読み込む設定
rl.on('line', (lineString) => {
  //wsに一行ずつ書き込む
  ws.write(lineString + '\n');
});
rl.on('close', () => {
  console.log("END!");
});

####ストリームの作成
readlineを利用するときは、単独では使えずストリームと組み合わせて使わなければいけません。そのため、以下のように読み込みストリームと書き込みストリームを作成しています。

//readstreamを作成
const rs = fs.createReadStream('./input.csv');
//writestreamを作成
const ws = fs.createWriteStream('./output.csv');

####インターフェースの設定
以下の部分では、readlineでどのストリームを読み込むのか、どのストリームに書き出すのかの設定をしています。

//インターフェースの設定
const rl = readline.createInterface({
//読み込みたいストリームの設定
  input: rs,
//書き出したいストリームの設定
  output: ws
});

####1行ずつ読み込んでいく設定
最後に1行ずつ読み込んでいく設定です。
'line'イベントが起きたら(1行読み込まれたら)、その行がlineStringに代入されます、そしてws(書き込みストリーム)に書き込まれていきます。
そのままだと、ws(書き込みストリーム)に設定したファイルの最初の行に、読み込んだすべての行が書き込まれてしまうので、以下のように改行"\n"をつけています。

//1行ずつ読み込む設定
rl.on('line', (lineString) => {
  //wsに一行ずつ書き込む
  ws.write(lineString + '\n');
});

##実行してみる

例えば、以下のファイルを1行ずつ読み込みたいとします。

input.csv
ほげ
ほげほげ
ほげほげほげ
ほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげほげほげほげ

以下のようにJSファイルを実行します。

console
$ node index.js
> END!

すると、書き込みたいファイルに以下のように、一字一句違わずに書き込まれているはずです。

output.csv
ほげ
ほげほげ
ほげほげほげ
ほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげほげほげ
ほげほげほげほげほげほげほげほげ
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