本記事はCentOS8をVirtualbox環境にインストールしたい人向けの記事です。
TL;DR
基本的には画面の指示に従っていけば問題なくインストールできますが、いくつか罠があったのでそこだけ注意。
環境
Window 10 Home
Virtualbox 5.2.8r
手順
dvd.isoをローカルPCにダウンロードする
CentOS公式ダウンロードページから。
6.6GBあるので、ゆっくり待ちましょう。
Virtualbox上でインストール
DVD isoをVirtualboxのドライブにセットし、仮想環境を立ち上げてインストールします。
基本的に、画面の指示に従っていけば問題なくインストールできます。
この方が、スクショ付きで解説されているのでご参考まで。本記事ではスクショは割愛します。
CentOS8 OSインストール/cockpit/リポジトリ追加/Ansible/snappy
以下、Virtualboxでインストールする際の注意点です。
注意点1
Virtualboxでの仮想サーバ作成時、
メモリはデフォルト1GB(1024MB), ディスクは8GBですが、
CentOS8のメモリ推奨は1.5GB、ディスク必要容量は8GB強あります。
メモリ1GBで怒られるかどうかはわかりませんが、ディスク8GBだと自動パーティションに容量が足りないと怒られます(手動でパーティション調整すればいけるような気がします)
初回の仮想環境作成時に、ディスクは16GB程度確保しておくようにしましょう。
注意点2
「Server with GUI」を選択してCentOS8をインストールすると、インストールが正常に完了したのち、OSが立ち上がってこなくなります。
「Server」を選択してインストールを行いましょう。
ありがとうございました -> CentOS 8 リリース待ち→リリースされた2019-09-24(^^)
Hello, CentOS8 !
これでコンソール画面からの接続ができるようになったはずです。
ホスト端末からSSH接続を行う
RLogin等のターミナルソフトを使って、SSH接続をしてみましょう。
設定> ネットワーク > ポートフォワーディングから、いつものようにポートフォワードの設定を入れます。
Ubuntuの場合はこれでよかったですが、CentOSの場合はこれに加え、ネットワークインターフェースの有効化が必要みたいです。
/etc/sysconfig/network-scripts/
以下の、ifcfg-enp0s3
等ファイルを編集します。
TYPE=Ethernet
PROXY_METHOD=none
BROWSER_ONLY=no
BOOTPROTO=dhcp
DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=no
IPV6INIT=yes
IPV6_AUTOCONF=yes
IPV6_DEFROUTE=yes
IPV6_FAILURE_FATAL=no
IPV6_ADDR_GEN_MODE=stable-privacy
NAME=enp0s3
UUID=d3780950-2513-4e68-8c97-ffd4567ce20e
DEVICE=enp0s3
ONBOOT=yes
ONBOOTをyesに変更して保存し、サーバをリブート。
ありがとうございました -> VirtualBox に入れた CentOS のネットワーク設定
後は、sshコマンド発行すれば入れます。
今回のポートフォワードの設定であれば、発行するコマンドは以下のようになります。
ssh root@127.0.0.2 -p 2222
日本語入力を有効にする
日本語の言語パックをインストールしましょう。日本語の文字化けを防ぐことができます。
dnfのエラーコードを解消することもできます(詳細リンク)。
# sudo yum -y install langpacks-ja