Homebrew Cask
アプリケーションのインストールに利用する(ことがある)Cask。
https://caskroom.github.io/
homebrewをインストール後に、以下のようにtapすることで利用できるようになります。
※tapの詳細は別記事を見てもらうのが良いかと思います。
$ brew tap homebrew/cask
このCaskで自身が欲しいアプリケーションが必ずしも存在するわけではありません。
どのようなものがあるかは以下を見ればわかりますが、以下のコマンドで検索することが出来ます。
$ brew cask search ${search_word}
例えばjavaを検索すると以下のような感じになります
$brew cask search java
==> Exact Match
java
==> Partial Matches
charles-applejava java-jdk-javadoc netbeans-java-ee
eclipse-java java6 netbeans-java-se
eclipse-javascript java8 yourkit-java-profiler
自分で作ってみる
アプリケーションがなかった場合は、自身で作ることが出来ます。
詳細は、以下のドキュメントが参考になります。
PRを出して本家に入れてもらうのもよし、自身のPCのみで使うのも良しです。
以下のコマンドを叩くとtemplateが記載された状態でeditorが起動します。
$ brew cask create my-new-cask
このときに保存したファイルは以下に作られます。
"$(brew --repository)"/Library/Taps/Homebrew/homebrew-cask/Casks/my-new-cask.rb
作成後は、searchで見つかるようになります。
$ brew cask search my-new-cask
my-new-cask
ファイルの中身の例は以下のとおりです。
それぞれの値は、Cask Stanzasをみれば分かります。
dmgにしろzipにしろurlに指定したものをDLしてくれます。
cask 'my-new-cask' do
version ''
sha256 ''
url ''
name ''
homepage ''
app ''
end
appを利用した場合は、/Applications以下にインストールされます。
また、zipをダウンロードし展開したい場合は、以下などを参考にすると良いかと思います。
https://github.com/Homebrew/homebrew-cask/blob/master/Casks/android-sdk.rb
ファイルが適切に書かれていれば、以下のコマンドでインストールすることができます。
アンインストールはinstallをuninstallにすればいいだけですし、reinstallもあります。
$ brew cask install my-new-cask
なお、以下のコマンドでurlに書いてるところからdownloadをしchecksumもおこないます。
brew cask audit my-new-cask --download
社内だけで利用したい場合
publicに公開するのも良いのですが、社内のみで使いたい場合もあるかと思います。
以下のような構成のものをgithubのrepositoryに用意し、tapするだけでOKです。
- Casks/
- my-new-cask.rb
- your-new-cask.rb
用意をしたら以下のようなコマンドを叩けばOKです。
これで、該当のリポジトリにあるものもsearch対象になります。
$ brew tap cask/${好きな名前} git@github.com/#{your_repo}
以下のコマンドをやると追加されているのがわかります。
$ brew tap
cask/${好きな名前}
homebrew/cask
homebrew/cask-versions
homebrew/core
あとはインストールしたいものをコマンドからインストールすればOKです。
$ brew cask install your-new-cask
Tips
簡単に用意はできるのですが、動作確認が少し面倒な時があるので、その時のTipsがあれば以下にコツコツ書いておこうかと思います。
キャッシュ
キャッシュが保存されたりするので注意が必要なときあります。
以下にアプリケーションのバイナリが置かれます。
"$(brew --repository)"/Library/Caches/Homebrew/Cask