Qiita APIで自分の記事を取得する手順
Qiita API v2を使用して、認証されたユーザー（ご自身）の記事一覧を取得する基本的な手順は以下の通りです。
1. Qiitaのアクセストークンを取得する
APIを利用するためには、認証が必要になります。
- Qiitaにログインします。
- [設定] 画面に移動し、左側のメニューから [アプリケーション] -> [個人用アクセストークン] を選択します。
- [新しくトークンを発行する] ボタンをクリックします。
-
スコープ（権限）として、
read_qiitaにチェックを入れます。記事の読み取りのみであれば、このスコープがあれば十分です。 - [発行する] ボタンをクリックすると、アクセストークンが表示されます。
- このトークンは一度しか表示されないため、安全な場所に控えてください。
2. APIリクエストを準備する
取得したアクセストークンと、Qiita APIの適切なエンドポイントを使ってリクエストを準備します。
エンドポイント
認証済みのユーザー自身の記事一覧を取得するためのエンドポイントを使用します。
-
HTTPメソッド:
GET -
URL:
https://qiita.com/api/v2/authenticated_user/items
リクエストヘッダー
APIに認証情報を提供するために、取得したアクセストークンをヘッダーに含めます。
-
キー:
Authorization -
値:
Bearer [ここに取得したアクセストークンを挿入]-
Bearerの後に半角スペースを入れ、トークンを続けます。
-
パラメータ（任意）
取得する記事の数やページを指定したい場合は、以下のクエリパラメータをURLに追加します。
| パラメータ | 説明 | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|---|
page |
取得するページ番号 | $1$ から $100$ | $1$ |
per_page |
1ページあたりに含まれる要素数 | $1$ から $100$ | $20$ |
例: $2$ページ目の記事を $50$件取得する場合:
https://qiita.com/api/v2/authenticated_user/items?page=2&per_page=50
3. APIリクエストを実行し、結果を処理する
準備したリクエストをプログラムから実行します。
-
リクエストの送信: 準備したHTTPリクエスト（
GETメソッド、指定のURL、Authorizationヘッダー）をAPIサーバーに送信します。 - レスポンスの受信: サーバーから記事データを含むレスポンスが返されます。
- JSONデータの解析: レスポンスの本文は通常 JSON 形式で提供されます。これをプログラムで解析し、必要な記事情報（タイトル、URL、本文、投稿日時など）を取り出します。
- データの利用: 抽出したデータを任意の用途（表示、保存、集計など）に利用します。
注記:
- 上記の
/authenticated_user/itemsエンドポイントは、認証されたユーザーの記事のみを取得します。 - 特定ユーザーの公開記事を取得したい場合は、
/users/:user_id/itemsエンドポイントを使用し、Authorizationヘッダーは不要ですが、そのユーザーのuser_idを知っている必要があります。
最後にLaravel12で記載したコードを記載します.
バックエンド側
<?php
namespace App\Http\Controllers;
use Illuminate\Contracts\View\View;
use Illuminate\Http\Request;
use stdClass;
class QiitaController extends Controller
{
//
public function index(){
$datas = [];
$isData = (object)[];
$curl = curl_init('https://qiita.com/api/v2/authenticated_user/items?page=1&per_page=10');
$option = [
CURLOPT_CUSTOMREQUEST => 'GET',
CURLOPT_RETURNTRANSFER => true,
CURLOPT_HTTPHEADER => [
'Authorization: Bearer '.config('app.token'),
'Content-Type: application/json',
],
];
curl_setopt_array($curl, $option);
$result = curl_exec($curl);
$response = json_decode($result);
if(json_last_error() === JSON_ERROR_NONE){
foreach($response as $key=>$val){
$isData->title = $val?->title;
$isData->body = $val?->rendered_body;
$isData->url = $val?->url;
$datas[$key] = $isData;
}
}
return View('qiita',['datas'=>$datas]);
}
}
フロント側
qiita.blade.php
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<script src="/assets/js/tailwindcss.3.3.5.js"></script>
<title>Qiita</title>
</head>
<body class="bg-[#4cca2e]">
<div class="mt-6 container mx-auto px-4 text-white">
<p class="mb-4">
<a href="/" class="text-white hover:underline">top</a>
</p>
<div class="container bg-[#555555] p-4 rounded shadow">
@foreach($datas as $val)
<div class="border-t border-gray-600 pt-4 mb-4">
<h2 class="text-xl font-bold mb-2">
<a href="{{$val?->url}}"
data-title='{{ $val?->title }}'
class="block">
{{ $val?->title }}
</a>
</h2>
<div class="p-3 bg-[#ffffff] rounded overflow-hidden">
@if(isset($val->body))
<iframe
srcdoc="{!! htmlspecialchars($val?->body) !!}"
sandbox="allow-scripts allow-same-origin"
class="w-full h-64 border border-gray-500 rounded"
title="記事本文"
>
本文の表示にはiframe対応ブラウザが必要です。
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@else
<p>本文がありません。</p>
@endif
</div>
</div>
@endforeach
</div>
</div>
</body>
</html>