こんにちは、はじめまして、tanytomyです。
普段は首都圏で、主に食品や生活雑貨の企画・業務改善に関わる仕事をしています。
ITツールや自動化(Excel・VBA・Power Automateなど)を活用しながら、
現場の「困った」をちょっと便利にする仕組みづくりやチームのサポートに取り組んでいます。
業務に追われ、これからの予定やその内容
思い出せない…なんてこと、ありませんか?
今回はそんな「忙しい人」専用のLINEで『予定は?』と聞くだけで答えてくれるBOT を Make を使って作ってみました。
🎯 目的(作成背景)
日々の業務をどのタイミングでできるかな、「いつ何の予定があったっけ?」と記憶を辿るのが面倒だったので、
Microsoft365 カレンダーから直近の予定を抽出して、ChatGPTで要約 → LINEに自動通知するRPAを作成しました。
🛠 準備するもの
- Microsoft365 アカウント
- LINE Messaging API
- Make アカウント
- OpenAI APIキー
🔄 フロー全体の流れ(Makeフロー図)
LINEで「予定は?」と入力
↓
Makeで受信し、Microsoft365カレンダーから直近の予定を検索
↓
その予定をテキストにしてChatGPT APIに投げる
↓
ChatGPTが「日にち・どこで・何をするか」を要約
↓
LINEに返信
📽️ 実際の動きは下記GIFまたはYouTubeリンクから確認できます👇
▶️ YouTubeで再生
🌀 苦戦したところ
🤖 ChatGPTとのAPI連携
OpenAIのAPI接続自体は簡単でしたが、思っていたような要約結果が得られないことがありました。
日付・発信者・主題が入るようにするには、モジュールの設定(プロンプト)に工夫が必要です。
下記の予定リストを、誰が・いつ・何をするかがわかるように、
日本語でカジュアルに箇条書きしてください。
日付・名前・内容・場所があればすべて出力してください。
🧰 Tools の使用は断念
Makeには「Text Aggregator」や「Text Parser」などの便利なモジュールもありますが、
ChatGPT APIに渡すテキスト編集をMakeだけで完結させるのは結構難しく断念…
具体的には…
Makeには「Text Aggregator」や「Text Parser」などの便利な“Tools”モジュールがあり、予定データを整えてChatGPTに渡せると思ったのですが、思うようにテキストを分けたり結合したりできず苦戦しました。
最終的にはMicrosoft 365 カレンダーの出力をそのままGPTへ投げる方が楽という結論に落ち着きました。
🔮 今後の発展アイデア
- ✅ チームメンバーの予定も一括抽出して一覧に
- ✅ 複数人の空き時間を検索して通知
- ✅ 特定の日付の予定だけを抽出(例:明日だけ、今週だけ)
✍ 最後に
このBOT、ほんの5分程度の「記憶の棚卸し」にめちゃくちゃ便利です。
LINEでパッと聞けて、GPTが日本語でわかりやすく返してくれる。
「忙しい自分を助けるRPA」を、これからも作っていきたいと思います!