『効率よく結果を出す!プレイングマネジャー入門』の読書メモです。
プレイングマネジャーとは?
自分の仕事があるのに、部下や後輩の面倒も見なくてはならない「プレイヤー」と「マネジャー」2つの役割をこなす立場の人。
プレイングマネジャーが効率よく結果を出すために必要なもの
- 自分が果たすべき役割や責任を認知する
プレイヤーとしてのスポットライト:個人で実績を上げたとき
マネジャーのスポットライト:チームの実績が上がり会社に認められたとき - 人格を磨いて最大限の成果を上げる
プレイヤー:成果 = 能力 + 人格 (人格が0でも能力さえあれば成果は上げられる)
マネジャー:成果 = 能力 × 人格 (どんなに高い能力でも人格が0ならば成果も0になる) - 笑顔で相手の目を見て、常に心のドアを開いておく
- 実力を見せつけて自分の言動に説得力を持たせる
- 常に部下の数×2の目で見られている
一人の部下の後ろには、常に部下全員が控えている - オンとオフの自分を管理する
- 良きメンターを持って人間的魅力に磨きをかける
- どれだけ忙しくても隙間時間で勉強する
- 本やセミナーで得た知識は咀嚼しないと役に立たない
自分の言葉で説明できなければ、本当に理解しているとは言えない - グローバル化に備え多様性を身につける
たとえ理解しがたい相手でも、無視をしたり、偏見を持ったりせず、とにかくコミュニケーションしてみることが大切 - 自分なりに部下とコミュニケーションする
- 赤信号は渡らない
- 部下との対話を増やしてコミュニケーションギャップを埋める
- 「聞く」から「聴く」へ
- チーム内のコミュニケーションを活性化させる
メラビアンの法則:話し手が与える要素は「言語」「聴覚」「視覚」があり、それぞれのメッセージ伝達度は視覚が55%、聴覚が38%、言語は7%→言語だけのメールで、自分の思いや考えを正確に伝えるのは至難の業 - 「文書+対話」が相手の理解度を高める
- 上司の期待値はいつも確認する
どんなにすり合わせても、ズレがゼロになることはない - 自分の考え方と会社の方針が合わない時は、会社の決定に納得することを前提に咀嚼すること
- 伝えるべきことはしつこく言い続ける
- 「言語」はときに暴力となることを知る
- 部下と共通の価値観を作る
3.部下を成長させる「マネジメント」
- 部下それぞれに個別の育成シートを使う
部下と一人ずつ面談し、今の仕事内容は何か、どんな能力・短所・強みを持っているのか、目標としていることは何か、その目標を達成するのにあたってどんな能力をいつまでに身につけなくてはいけないかなどを聞き出し、一枚のシートにまとめる - 部下に言ってはいけない一言は、「私にもできたのだから。君にも絶対にできるよ」
ミスをした部下には「どうすれば、うまくいったと思う?」という聞き方をすること
自分の普通と部下の普通は番うことを理解すること - 「褒める」と「叱る」の絶妙なバランスを取ること
- 部下の多様性を引き出す
- 部下に予測力をつけさせる
- メッセージを送り続ける
「今頑張ることは将来の自分のため」といメッセージを送り続けること - 部下との時間を減らさない
- 自分の仕事をなくすこと
- 人材教育こそ、プレイングマネジャーの醍醐味
4.プレイヤーとして「効率よく自分の結果を出す」方法
- 周囲の人の協力を得て効率よく実績を上げる
- 上司をうまく利用してプレイヤーの時間を確保しよう
- うまく時間割を作成すれば無駄な時間は激減する
- 自分で時間をコントロールする
- アウトプットを前提とする
- 部下への安易な残業依頼はありえない
- メモの効果を最大限に発揮する
- メール処理は時間を決める
- 部下に権限を委譲する
- 思いついたらすぐ行動
- 本番2割、準備8割
- ゴールとプロセスをイメージして、仕事をデザインする
- たまに思考をストップする
5.最強の「チーム」の作り方
- 各自の仕事にレバレッジを掛ければチームの成果が上がりやすい
- 成功の方程式を共有する
- 情報をオープンにし、信頼関係を強くする
- 情報は「得る」「整理する」「確認する」
- チームの短所、長所を分析する
- 仕事を楽しませればモチベーションが上がる
- 「目標」だけでなく「目的」をきちんと伝える
- 上手なカップリングを活用する
- 勇気ある決断が部下と会社を成長させる
- 才能とは、脳に埋め込まれた情報の数
- 下した判断が本当に正しいか自問自答しよう
プレイングマネジャーはマネジャーへの登竜門にすぎない
- 社会人になったら人生を大局的に見よう
- 今の立場に立ち続けることは不可能
- 一歩先に進まなければ「後退」が待っている
- マネジャーを目指してみよう
- 「どうせやるなら」は魔法の言葉