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サーバにあるプログラムをsshで接続してローカルのVSCodeで編集する

Last updated at Posted at 2018-11-30

まえがき

リモートサーバに置いてあるプログラムをローカルのPCから編集する必要があり、これまでsshを通じてJupyter Notebookで編集してきました。

しかし、これでは補完機能が使えなくさすがに嫌になってきたので、sshの接続先のファイルをローカルのエディタから書き換えられる手段が欲しいと思い、色々調べたので、自分がやってきたことを細かくメモします。

環境

Ubuntu 16.04 LTS

ローカル側でやること

公開鍵認証を設定する

すでに設定済みの人はいいですが、公開鍵認証をローカル側で設定する必要があります。

公開鍵と秘密鍵を生成しましょう。

$ ssh-keygen

Enter file in which to save the keyと聞かれるので、特に鍵の名前をつける必要がなければ何もせずエンターを押します。
するとEnter passphrase (empty for no passphraseと聞かれるので、任意のパスワードをいれます。(いれなくても大丈夫です)

ここまでくると、 ~/.ssh/の中にid_rsa.pubid_rsaの2つが生成されます。これが、公開鍵と秘密鍵です。

まず、秘密鍵の設定をします。
秘密鍵は、ローカル上のどこに置いてもいいですが、セキュリティの観点からパーミッションを600にする必要があります(ファイルの変更権限を所有者のみにするため)。

$ chmod 600 id_rsa

次に公開鍵についてです。リモート側の.ssh/に移動する必要があるので移動しましょう。(ローカル側の共通鍵は削除しても構いません)

移動したら、id_rsaの名前をauthorized_keysに変更します。この際、先人のファイルがあれば、下の行に追加して上書きしましょう。

$ mv id_rsa.pub authorized_keys # まだない場合
$ cat id_rsa.pub >> authorized_keys # すでにある場合

SSHポートフォワーディングを設定する

sshでファイルをリモートサーバに転送するために設定します。

.ssh/config
HOST myserver(好きな名前で)
  Hostname リモートのホスト名
  User リモートのユーザ名
  IdentityFile 秘密鍵のパス(上で作った人は ~/.ssh/id_rsa)
  IdentitiesOnly yes
  ForwardAgent yes
  RemoteForward 52698 127.0.0.1:52698

VSCodeに拡張機能《Remote VSCode》を追加する

VSCodeで接続先のファイルを編集するために必要なものです。
スクリーンショット 2018-12-01 2.07.56.png

インストールして、アクティブにしましょう。

VSCodeを接続可能状態にする

F1を押してコマンドパレットを開き、Remote: Start Server を選択しましょう。
スクリーンショット 2018-12-01 2.45.16.png
VSCodeの右下に電波を受信していそうなマークが出ていれば大丈夫です。

VSCodeを起動すると同時にONにしたい場合は、File > Preferences > Settings を開き、remoteと検索した後、Remote VSCodeを選択してからLaunch the server on start up. にチェックを入れましょう。

リモート側でやること

rmateのインストール

rmateを動かすのにRubyが必要なので、なければダウンロードしてください。

rmateをインストールします。

$ curl -o /usr/local/bin/rmate https://raw.githubusercontent.com/aurora/rmate/master/rmate
$ sudo chmod +x /usr/local/bin/rmate

動作確認

VSCodeのterminalを操作してプログラムを開きましょう

$ ssh myserver
$ rmate hoge.py

参考資料

多段SSHでも(Atom|VSCode)が使いたい!
ssh公開鍵認証を実装する

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