はじめに

BPM製品であるPega Platformで、「temporary case」について記載します。

なお、この記事では、Pega Platform バージョン8.2.2を利用しています。

temporary caseとは

ケースデータは通常、Pegaデータベースに保存されます。
ケースを新規作成した時点でケースIDが採番され、ルーティングが可能となります。

一方、以下の例のような場面で、「temporary case」を利用すると、ストレージ容量の節約ができます。

「temporary case」の特徴は以下の通りです。

実装例：

挙動例：

Case TypeエディタのSettingsタブを開き、以下の項目にチェックを入れます。

「Create temporary case that is not saved until a 'Persist case' step is reached」

なお、「pyStartCase」のProcessタブ-Case creation settingsでも同じ設定が可能です。

データを永続化する場合は、ステップに「Persist Case」シェイプを設定します（キャプチャは前章をご参照ください）。

前述の通り、「temporary case」の設定自体は簡単にできます。
実装するケースタイプの特性に合わせて利用してみてください。