17杯目セキュリティうどん(かまたま)勉強会のまとめ
000 はじめに
「触れてみよう IoT セキュリティ!」というタイトルで東京大学 特任准教授 満永 拓邦氏が
メインのスピーカーでハンズオン形式のワークショップが開催されました。
17杯目セキュリティうどん(かまたま)勉強会
http://sec-udon.jpn.org/doku.php?id=workshop:17th
私は「14杯目セキュリティうどん(かまたま)勉強会」から少し間があきましたが2回目の参加になります。
14杯目セキュリティうどん(かまたま)勉強会:Python入門と機械学習によるマルウェア検知
https://qiita.com/taniokah/items/d6825410fc9c5e99eac5
001 自己紹介
定員30名(満員御礼)の参加者がそれぞれ自己紹介したと思います。
徳島から参加のたにおかは、遅れて参加なので自己紹介できませんでした。
002 サイバーセキュリティについて
IoTとかDXとかバズワードで世の中動いてる。
クラウド、AI、DX、、、
ポケベル
1995年 数字しか送れない
0840
0833
...
IoTの脆弱性
年々脆弱性が増えている。点滴の量もネットワーク経由で変更できる。
IoTの座学
-
IoT基礎: 利用者の視点
-
IoT応用: 開発者の視点
-
技適(技術基準適合証明等のマーク)
技適マークが最近変わりました
- IoTとは
半数以上がLinuxが採用されている
TCP/IP(WiFi)
Bluetooth
...
003 Webカメラを攻撃しよう1
市販のWebカメラの管理者画面に入るためのパスワードをゲットします。
telnetでパスワードを取得
Windowsの場合は、TeraTermでアクセスします。
ただし、直接telnetでアクセスするとうまくいかなかったので、会場に用意してもらったRaspberryPi経由でやりました。
具体的にはどうやるかというと、以下の場合にはエラーはありませんが、、、
GET /index.asp HTTP/1.1
次のようにすると怪しげなレスポンスが、、、
GET index.asp HTTP/1.1
つまりHTTPリクエストの解析ミスがあるというわけですね。基礎中の基礎、ディレクトリブラウズが!?
004 Webカメラを攻撃しよう2
OSコマンドインジェクションがあるらしく、wgetを使うだけでtelnetdを起動できたり、
ファイルを作成できたりするらしい、信じられない。
実際、ログインできてしまいましたね。
005 Bluetoothリプライ攻撃
- WiFi
- Bluetooth
- BLE(Bluetooth Low Energy)
BLE
BLEの通信は暗号化されてないことが多い。
- ペアリング
- RaspberryPi
PCAPデータ
WiresharkでキャプチャするとGATT形式のデータが得られる。
GATT
Attributeのハンドルに値を書き込むと動く。
hcitool
BLEアダプタを制御する機能がRaspberyPiにはあります。
pi@raspberrypi:~ $ sudo hcitool lescan | grep "UPQLED1"
F4:B8:5E:E5:17:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:17:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:12:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:96:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:99:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:9E:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:67:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:A1:XX UPQLED1
F4:B8:5E:E5:17:XX UPQLED1
gatttool
そしてgatttoolでBLEデバイスに接続し、GATTの書き込みをして、青いLEDライトを緑にしてみます。
pi@raspberrypi:~ $ gatttool -b F4:B8:5E:E5:67:XX -I
[F4:B8:5E:E5:67:XX][LE]> connet
Attempting to connect to F4:B8:5E:E5:67:XX
0000008effff:67:XX][LE]> char-write-cmd 0x002b 0f0d030012ff0f6a0000000
Notification handle = 0x002e value: 0f 04 03 00 00 04 ff ff
こんな感じで書き込むと、、
緑に光ったよ!大成功。
111 まとめ
WebカメラをWebサーバの脆弱性をついて制御しました。
LEDライトはBLEのコマンドをたたくことで制御できてしまいました。
Webカメラのほうは、ソフトウェアがしっかり対策すれば問題ないはず。
BLEコマンドの脆弱性は、仕様の問題もありますが、暗号化するなどは必須ですね。