4月、5月、6月をなんとか乗り越えてきた新社会人の皆さん。
本当にお疲れ様です…。
様々な理不尽やストレスを抱えながら迎えているであろうこの7月。
できない自分への無力感に身も心もボロボロになっている人もいるだろうと思います。
かつての自分もそうでした。
この記事は、「自分には何もできない」と落ち込んでいる人に向けた、ただの手紙です。
入社してから3ヶ月、私はこれ以上ないほど落ち込みきっていました。
あの頃の自分に言ってあげたかったことを、今まさにへこんで疲れ切っているあなたに向けて書きます。
何もできなかった3ヶ月
当時私は、本当に何もできませんでした。
- コーディングとも言えないような、サイトの新規記事作成すらミスなくできない
- サイトの分析の話についていけない
- サイト改善案もまともに考えられない
- 目標へのアクションもできてない
- 報連相にも抜け漏れが多いし、遅い
どんどん成長していく同期と自分を比べて、惨めで、苦しかったです。
「自分にはいったい何ができるんだろう」と思い悩み、明日、会社に自分の席はまだあるんだろうかとまで思うほど、仕事がままならない状態でした。
もし今のあなたが、これに近い気持ちでいるなら本当に、苦しいですよね。
つまずいた理由は、プライドだった
当時の私は、フィードバックを素直に実行できませんでした。
できない自分が悔しくて、少しでも求められるより高いレベルをこなそうと、背伸びした難しいことに手を出していたのです。
でも結論として、私はまだそのレベルに達していませんでした。
そして、それを認められなかった。
「いったん、自分のレベルに合ったところまで下げさせてください」と打診すればよかったのに、プライドが邪魔して、それが言えませんでした。
背伸びを続けて、また失敗して、さらに落ち込む。今思えば、悪循環の入り口はここでした。
転機は、業務にほぼ関係ない「小さな成功体験」だった
そんな私の転機は、意外なところにありました。
日報を、誰よりも正しい文脈で書けるようになったことです。
正直に言えば、日報なんて業務の成果にはほとんど関係ありません。
でも、「これだけは自分にもできる」という小さな自負が、ぐらぐらだった自分の足元に、わずかな地盤を作ってくれました。
落ち込んでいるときほど、「立派な成功」を探してしまいます。
でも、最初の一歩は、業務の本筋から外れた小さなことで構わないのだと思います。「自分にもできることがある」という感覚そのものが、次に進む足場になります。
その「うまくいかない」は、やり方が合っていないだけ
具体的な戦略の前に、ひとつだけ伝えたいことがあります。
どれだけ頑張ってもうまくいかないと感じているなら、それは自分に合ったやり方がまだ見つかっていないだけかもしれません。
上司や先輩に「こうすればいい」と言われて試したのに、うまくいかない。
そういうときは、何が悪かったのかを振り返って、自分に合った方法に変えていかない限り、できるようにはなりません。
ここで大事なのは、アドバイスは「その人ができるようになったときの、その人のやり方」でしかないということです。
人によって、合うやり方は違います。
だから、もらったアドバイスをそのまま試してダメでも、それはあなたの出来が悪いわけではありません。
できないのは、あなたが悪いからではない。
ただ、自分に合うやり方をまだ知らないまま、成長が止まってしまっているだけです。
そのことを、まず自覚してほしいんです。
今、へこんでいるあなたに伝えたい成長戦略
長い前置きでした。ここからが、あなたに一番伝えたいことです。
① まず、自分ができる領域の地盤を固める
やるべきは、今の自分が確実にできる領域を、一歩ずつ固めて広げていくことです。
それが「他の人にとっては当たり前にできること」でも、まったく問題ありません。
むしろ、いきなり背伸びするほうが、失敗して自信を失い、結果的に成長が遅くなります。
まずは、今の等身大の自分を認めて、着実に成長できる戦略に切り替えてください。成長実感が湧いてきたら、次に歩幅を広げて成長していけるようになるはずです!
② 「誰かと比べてどうか」を捨てる
苦しさの正体は、たいてい比較です。
でも、見るべきは「同期と比べてどうか」ではなく、「今の自分にとって必要なものは何か」です。
人ができることでも、自分にとって今できないなら、それはそれでいい。
「今できることから固める」それだけです。
成長角度は人それぞれです。早い人もいれば、遅い人もいます。
今のあなたがすべきなのは、誰かを追いかけることではなく、後で大きく伸びるための力を蓄えることです。今は、その時期だと認識してほしいんです。
③ 「成長できる人間だ」と周りに認識してもらう
もうひとつ大事なのが、自分が成長していることを、周り、そして上司に認識してもらうことです。
小さくても「できること」が増えていく姿は、ちゃんと見ている人には伝わります。
それが、次のチャンスや、適切な難易度の仕事を任せてもらえることに繋がっていきます。
変わっていくのを見れば、人は応援したくなります。
するとたくさんの人が助けてくれるようになるでしょう。
そうすれば、成長がどんどん加速していく環境を手に入れることができます。
④ 「自分は人よりできる」と信じられるものを増やす
最後に、これが一番の核かもしれません。
②で「比較を捨てろ」と言った直後なので、矛盾に聞こえるかもしれません。
でも、ここでの「人より」は他人との勝負ではなく、自分の気持ちを支えるための感覚の話です。
なんでもいいんです!
- 同じことを、誰よりも愚直に繰り返せる
- わからないことを放置せず、ひとつずつ調べて潰せる
- ある一点だけは、人より詳しい
「自分は人よりこれができる」と信じられるものを、ひとつずつ増やしてください。
ここで大事なのは、実際に人より優れているかどうかは、問題ではないということです。
「自分はこれができる」と自信を持てることそのものが、気持ちを前に進ませてくれます。
私にとっての最初のそれが、「日報」だったわけです。
おわりに
入社3ヶ月で何もできなかった私が、人並みに仕事ができると思えるようになるまで、3年かかりました。
でも、できることをひとつずつ固めて、信じられるものを増やしてきた結果、開発者としても、人としても、ずっと前に進めています。
今、へこんでいるあなたへ。
落ち込んでいるのは、真剣だからです。
焦って背伸びをしなくていい。誰かと比べなくていい。
今できることから地盤を固めて、「自分はこれができる」と思えるものを、ひとつ増やすところから始めてみてください。
蓄えた力は、これから大きく成長するための、確かな土台になります。
今は辛いかもしれません。
でも、その辛さはあなたが前に進もうとしている証だと、私は思います。