Gitバージョン管理について
「Git」とは、プロジェクトの共同開発者それぞれが、お互いに干渉する事なく、システマティックに開発を進めることができる便利なツールです。
プログラミングをするなら、まず始めに学ぶべき「Git」ですが、そんなGitで気をつけるべき事をお伝えします。
それは、git commit、です。
git commitとは
Gitにおいて、commitとは、変更履歴、つまり歴史のようなものです。
必ず、git add、とセットで使用されます。
git add .
とするとGitにインデックスされていない、全ての変更や作成ファイルなどがインデックスされます。
インデックスされていないものは、Gitでは存在しない扱いとなり、デプロイする際にエラーの原因になる事がありますから注意が必要です。
git add ファイル名
としてもOKです。
特定のファイルがインデックスされます。
そして、インデックスされたものを、
git commit -m "コミットタイトル"
これで、コミットされました。
コミットタイトルは、あとで見返しても分かるものにすべきです。
本当にあとで見たら、どんな変更をしたのか分からなくなります。
git commitは慎重にやるべき
git commitは決して気軽にやって良いものではありません。
なぜなら、その履歴は
git log -p
というコマンドで完全に変更箇所が露見してしまうからです。
今後、プロジェクトのコードをgithubのパブリックリポジトリに公開する予定があるなら、なおさらです。
もしも、あなたのプロジェクトに、パスワードなどを記載しているのであれば、すぐに環境変数に置き換えましょう。
ただし、最終的なプロジェクトにパスワードを記載していなくても、変更履歴に残っていれば、それは記述しているのと同じなのです。
その場合は、もうパスワードを変更するしかないと思います。
git commitをする前に
git commitをする前に、必ずやるべきなのは
git diff
ですね。
このコマンドは、直前のコミット履歴からの差分を教えてくれます。
その差分の中に、公開すべきではない情報がないか、確認することができます。
git add、をしてしまうと、git diffをしても何も出てきませんのでお気をつけください。
また、公開すべきではないファイルを.gitignoreファイルに記述することも大事です。
そうすることで、そのファイルはGitのバージョン管理の対象から外れることになり、当然コミットもされません。