今日はこれを覚えよう!
今回は「今日日付でのフォルダ作成」を題材に、業務上の処理で非常に多く使う「今日現在の日付を文字列として取得する方法」を紹介したいと思います。
今日の日付はA360事前定義済みのシステム変数「System:Date」(Date型)で簡単に取得可能ですが、フォルダ作成で使用する際には文字列型への変換と日付フォーマット形式の指定が必要となります。
ここでは、下記手順で今日日付のフォルダを”yyyyMMdd”形式(例:20220308)で作成します。
①システム変数「System:Date」を文字列変換し変数に代入
②今日日付を代入した変数を用いてフォルダ作成
作り方
Botの作成画面を起動します。
①システム変数「System:Date」を文字列変換し変数に代入
まずシステム変数「System:Date」で今日日付を取得し、”yyyyMMdd”形式で文字列型変数に代入します。
「アクションを検索」の入力欄をクリックし、「日時」と入力します。
絞り込まれたアクションの中から、「文字列に変換」アクションを開始と終了の間にドラッグします。
その後、画面右側上部の「ソースの日時変数」欄で、システム変数「System:Date」を選択します。
次に、「日時フォーマットを選択」欄で「カスタムフォーマット」のラジオボタンをONにして、「yyyyMMdd」と入力します。
最後に、「変数に出力を代入」欄で今日日付を代入する任意の文字列型変数を選択します。
※今回は簡便的に事前定義済み変数「prompt-assignment」を使用します。
②今日日付を代入した変数を用いてフォルダ作成
「フォルダー」パッケージの「作成」アクションを検索し、①で設定した「文字列に変換」アクションの後にドラッグします。
その後、画面右側の「フォルダー」欄で、作成先のフォルダパスを入力のうえ、今日日付を代入した文字列型変数(今回は「prompt-assignment」)を選択します。
Botの正常終了を知らせる「キラキラ」が表示されるので「閉じる」をクリックします。
指定した場所に今日の日付のフォルダが”yyyyMMdd”形式で作成されています。
<イメージ挿入>
この演習で学んだこと
今回はシステム変数「System:Date」を使用し「今日の日付でフォルダを作る」流れを学びました。
作成時のポイントとしては、下記になります。
- 今日日付の取得ではシステム変数「System:Date」が使用できる
- システム変数「System:Date」はDate型のため、フォルダ名やファイル名で使用する際は文字列変数への変換・代入が必要
- 文字列変換の際には日時フォーマット(今回は"yyyyMMdd"形式)を指定
いかがでしたでしょうか?「今日現在の日付を文字列として取得」は実務上非常によく使う処理かと思いますので、ぜひ練習してみてください。
手数は多く感じますが、実際のところ使うアクションは非常に少なく、慣れてくるととても素早く日付文字列が取得できるようになります。
また、日付の文字列変換の際に、今回はカスタムフォーマットを使っていますが、規定のフォーマットに希望するものがあれば、そちらも利用できます。
今回”yyyyMMdd”と入れている個所を”yyyy年MM月dd日”としたり”yy年M月d日”とするなど、フォーマット形式も色々試してみてください。
もっと知りたい! 学びたい!
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