今日はこれを覚えよう!
フォルダ作成を行う場合、もし対象のフォルダが存在している状態(上書きOFF)では下記のエラーが発生します。
ここでは「指定したフォルダが存在しなければ作成する」という条件分岐を使用したフォルダ作成の方法を押さえましょう。
作り方
Botの作成画面を起動します。
①指定したフォルダがなかったらフォルダーを作成する設定
まず「もし、指定したフォルダがなかったら」という条件分岐の設定をします。
「アクションを検索」の入力欄をクリックし、「If」と入力します。
絞り込まれたアクションの中から、「If」アクションを開始と終了の間にドラッグします。
その後、画面右側の「条件」欄で、「フォルダー:フォルダーが存在しない」を選択します。
次に同じく画面右側の「フォルダーパス」欄に、存在有無を確認するフォルダを絶対パスで入力します
最後に「フォルダー」パッケージの「作成」アクションを検索し、「If」アクションの中にドラッグします。
その後、画面右側の「フォルダー」欄に、作成するフォルダ名を絶対パスで入力します。
ここまでで、「もし、指定したフォルダがなかったらフォルダーを作成する」ための設定は完了です。
②フォルダが既に存在していた場合の設定
今回は既にフォルダが存在する(If条件に合致しない)場合にメッセージボックスを表示させてみたいと思います。
まず「指定した条件に該当しない」という条件分岐の設定をします。
「アクションを検索」から「Else」アクションを検索し、「Else」アクションを「If」アクションの右にドラッグします。
次に「メッセージボックス」アクションを検索し、「Else」アクションの中にドラッグします。
その後、画面右側の「表示するメッセージを入力」欄に、今回は「フォルダは既に存在します」と入力します。
ここまでで設定は完了です。
③保存と実行
下記条件に応じたアクションをBotが行います。
- フォルダーが存在しない場合 ⇒ フォルダを新規に作成
- フォルダーが存在する場合 ⇒ メッセージボックスを表示
フォルダーが存在しない場合
Botの正常終了を知らせる「キラキラ」が表示されるので「閉じる」をクリックします。
フォルダーが存在する場合
下記のメッセージボックスが表示されます。「閉じる」をクリックして完了します。
この演習で学んだこと
この演習では、条件分岐を使用し「フォルダが存在しない場合のみフォルダを作成する」流れを学びました。
作成時のポイントとしては、下記になります。
- 条件分岐では「If」アクションおよび「Else」アクションを使用する
- 「If」アクションの条件では「フォルダー:フォルダーが存在しない」を選択する
- 「If」アクションの中に条件に合致した場合に実行する「フォルダ作成」アクションを配置する
- 「Else」アクションの中に条件に合致しない場合に実行する「メッセージボックス」アクションを配置する
※今回は確認のために設定しています
「If」アクションで条件分岐判断を行うことで必要な場合のみアクションを実行することができるため、不要なエラーを抑止しながらより運用に即した処理を行うことが可能です。
条件分岐ではその他に条件のパターンを増やして実行させる「Else-If」アクションも用意されています。
これらを使いこなすことで、より実践的な処理を行うことが可能ですのでどんどん活用してみましょう!
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