http://wiki.c2.com/?MushroomManagement
開発者をエンドユーザーやドメインから隔離して、暗いキノコ栽培部屋に引きこもらせてしまうパターンです。開発者が作っている機能が業務全体でどういう位置付けなのか理解せず、仕様意図理解の精度向上やより正確な要求への変化への対応もしない場合、たいていは、開発しても受入テストに失敗します。
この問題は、要件は定まっているから仕様書どおりやればいい、自分はプログラマーをわかっている、プロダクトは技術力で良くなる、というような考えを持つ管理者あるいはチームのメンタリティによって引き起こされます。
そんなチーム内では、最終的な実装をする段階で、意図が不明瞭な箇所に対して憶測での分析が始まります。形になってこないと明確に言えない要求も多々あるので、初期の要求仕様の説明だけ見て暗室で推論を展開しても、そんなものはたいてい外れます。プロトタイプを見た顧客とともに、反復的に分析と設計を行うのが、満足度の高いソフトウェアを作るのに大切なことです。