ブラウザーを使う作業を効率化したい
日常的に利用するシステムは、マウスを動かさずできるだけキーボードだけで操作したいですよね。
しかし Web アプリケーションだと、ブラウザーのショートカットキーに頼らざるをえないのでキーボードでできることに限界があります。そんなときに便利なのが、 Chrome に好きなショートカットキーを割り当てることができる Shortkeys という拡張機能です。
Shortkeys の導入
Shortkeysは Shortkeys 拡張機能のページ からインストールすることができます。
ページ右上の「Chrome に追加」をクリックしてインストールします。
デニムのショーパンのようなアイコンが特徴です。
Shortkeys の設定
Shortkeys 機能拡張をインストールて有効にしたら、Shortkeys の「オプション」メニューを選択し、設定画面を開きます。「Shortcuts」タブで、ショートカットキーを設定していきます。
「Shortcut」にはショートカットキーの組み合わせを記述します。同時に押すキーを「+」でつなげます。
モディファイアキーはそれぞれ以下のように記述します。(Macの場合)
モディファイアキー | 記述 |
---|---|
コマンドキー | command |
コントロールキー | ctrl |
オプションキー | option |
シフトキー | shift |
例えば、コマンドキーとコントロールキーを同時に押しながら「/」(スラッシュ)を押す場合は、以下のように記述します。
command+ctrl+/
Label にはショートカットキーによる操作の名前を入力し、 Behavior では操作する内容をプルダウンから選択します。現在開いているタブで、ブックマークやブックマークレットを開く場合は「Open bookmark/bookmarklet in current tab」を選択します。
Shortcut settings では、ブックマークの一覧が Bookmark プルダウンに表示されるので、起動したいブックマークを選択します。
Activation settings では、以下の設定があります。
(1). Active while in inputs
入力フォームへの入力中もショートカットを発動させたい場合はこれを ON にします。
(2). 対象の Web サイト
[All sites] [All sites except ...] [Only on specific sites] から選びます。
All sites except ... では一部のサイトだけ対象外にできます。
Only on specific sites では特定のサイトだけを対象にできます。
https://www.example.com/*
のようにワイルドカードを記述することができます。
Redmine での利用例
Shortkeys を利用して、Redmine での操作にショートカットキーを割り当ててみます。
Redmine チケットで編集モードに入る
チケットのページで編集を行う場合は、以下のようなブックマークレットを用意し、ショートカットキーを割り当てます。
javascript:location.href+='/edit';
優先度を高めにする
編集中のチケットのページで優先度を高めにするには、以下のブックマークレットを割り当てます。
javascript:;f=document.getElementById("issue_priority_id");f.focus();f.options[2].selected=true;
編集したチケットを保存する
編集中のチケットを保存するには、「送信」ボタンをクリックする動作を記述すればいいのですが、うっかり間違えて保存しないように、確認のダイアログを挟んでいます。 (window.confirmによるダイアログは Enter キーだけで操作できます。)
javascript:f=document.querySelector("#issue-form%20input[name='commit']%22);if(window.confirm(%22OK?%22))f.click();
Redmine での利用例を挙げてみましたが、ほかの Webアプリケーションでもブックマークレットを割り当てることで、作業の効率化が図れるところが随所にあると思います。ぜひご活用ください。