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Windows10とWSLでTensorflow for Poetsを実行する(前編)

Last updated at Posted at 2019-06-17

本稿の目的

機械学習をやりたいと思って、色々試行錯誤した結果、windows10上でWindows Subsystem for Linux (WSL)を使い、ようやく機械学習の門をたたくことが出来ました!

今回行った機械学習は
googleが公開しているチュートリアルです。花5種の画像から機械学習と推論をすることができます。

https://codelabs.developers.google.com/codelabs/tensorflow-for-poets/#5

実際に環境を構築していくと、その過程で苦労するところが多かったので、後進の方々が同じ轍を踏まない様に、ここにそのステップを残していこうと思います。

前提条件

  • OS:windows10
  • メモリ:16GB
  • CPU:i3-8100

やってきたこと(読み飛ばしてもいい)

windows向けの最新のpythonを普通にインストールしてトライ

現在(2019.06.17)のtensorflow-2.0.0-betaはpython3.7に対応しておらず、断念

pythonの有名な開発環境Anacondaをインストール。その中でpython3.6ベースで仮想環境を構築してトライ

チュートリアルの途中に出てくる

tensorboard --logdir tf_files/training_summaries &

のコマンド実行で、"~ supported Background"なんたらというエラーが出てしまう。
それを無視して、機械学習のコマンドを実行するが、

IMAGE_SIZE=224
ARCHITECTURE="mobilenet_0.50_${IMAGE_SIZE}"

の設定がうまく出来ていないのか、先に進まない。
また、jupyter notebookを使う中で、コマンド実行中の[*]の状態がちゃんと動いているのかさっぱり分からず。すっきりしない。

google colaboratoryを使い、トライ

作業フォルダの指定の仕方が分からず、断念(笑)
マウントすりゃいいのかー?
ちなみに、google colaboratoryはクラウド上で使える、Juypterノートブック環境です。無料で使えます。いつか使いたい。

最新のtensorflow for poetsをトライ

チュートリアル自体がgoogle colaboratoryで記述されており、読みながら、実行ボタンを押すことで、機械学習がされていく(らしい)。
全然、自分の手を動かさないので、頭に入らず、途中で放棄。

(本旨)機械学習がうまくいった手順

Microsoft StoreでWSLを入手、インストールする。

ダウンロードとインストールが自動で行われます。
自分はUbuntu (無印)を入れました。右となりのUbuntu 18.04 LTSは長期サポート版なので、こちらでもいいのかもしれません。
キャプチャ - コピー.PNG

WSLは簡単に言うと、Windows上でLinuxを動かすためのツールです(完)

WSLの起動とトラブルシューティング

インストールが完了すると、タスクバーにかわいいubuntuアイコンが出るので、起動させます(すでに起動しているかも)
タスクバー - コピー.PNG
これが起動すると、コマンドプロンプト(黒い画面)が出ますが、自分の場合、こんな風(↓)にエラーが出てしまい、Enterを押すと、コマンドプロンプトは去ってしまいました。
image.png
色々調べると、どうやら、windows上でWSLを有効にする必要があるらしい・・・!
参考になったサイト↓(日本語版はカタコトすぎて混乱したので本家で参照しました)

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install-win10

このサイトの下部にある

Open Control Panel -> Programs and Features -> *Turn Windows Feature on or off * -> Check Windows Subsystem for Linux or using the PowerShell cmdlet mentioned at the begining of this article.

を実行したら、うまくいきました。日本語にすると、
コントロールパネル開いて、"プログラムと機能"を選択、画面左の"Windowsの機能の有効化または無効化"をクリックして、"Windows Subsystem for Linux"にチェックを入れる。その後、再起動したらうまくいきました
image2.png

実行がうまくできたのちは、
アカウント名とパスワードの登録をして、WSLのセットアップは一応完了です。

一応、ubuntuパッケージの最新化をするために、WSL上で

$sudo apt update
$sudo apt upgrade -y

を入力しましょう。sudoは管理者権限でコマンドを実行するコマンドなので、先ほど設定したパスワードを入力する必要があります。
また、$は入力不要ですよー。コマンドプロンプトの暗黙のルール(キリっ!)

WSL上でpython3をインストール

いよいよ、python3を入れていきます。
WSL上で
$sudo apt install python3-dev python3-pip
を実行しましょう。これも管理者権限なので、パスワード入力必要です。
ここでパスワードを入力する段階でこのパッケージにどんなライブラリ(?)が入っている確認することができます。そこの情報をつらつら眺めると、、、
python3.6
という文字が!!! 。  やった!丁度いい!(実はこの時まで、python3の何がインストールされるか不明でした汗)
python3.6はtensorflowサポートしているので、うまく行く自信が少し持てました(笑)

$python3 --version

でpyhton3のバージョン確認をします。↓
image4.png

やったーーー!うまくいってる!

とりあえず、前編はここまでにしておきます。
前編はインストールが主でしたが、
後半もインストールが続きます(笑)

後編の内容(予定)

  • 仮想環境(venv)のインストール
  • 仮想環境の設定
  • tensorflowのインストール
  • tensor for poetsへの挑戦(うまくいった)
  • tensorBoardのさわり

おわりに

編集リクエスト・要望・ご指摘ありましたら、遠慮なくお願いします。
ありがとうございましたー!

中編UPしました
Windows10とWSLでTensorflow for Poetsを実行する(中編)

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