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Tomcatの管理ツールProbeについて

Last updated at Posted at 2015-12-07

概要

PSI Probeは、オープンソース(GPLv2)のTomcat管理ツールです。以前はLambda Probeとして開発されていたソフトウェアのコミュニティ主導のフォークです。Tomcatインスタンスの管理・監視を簡単にし、Tomcatマネージャを置き換え、拡張する意図で開発されているようです。

Screenshot-Probe - JVM memory usage - Mozilla Firefox.png

他の多くのサーバ監視ツールとは異なり、PSI Probeは、既存のアプリケーションを変更する必要がありません。以下からダウンロードして、デプロイするだけで全ての機能の利用できます。

機能

主な機能は次のとおりです。

  • リクエスト:アプリケーション毎に、リアルタイムにトラフィックの監視。
  • セッション:属性の閲覧/検索、IPアドレス、有効期限、見積もりサイズの表示。
  • JSP:閲覧、ソースの表示、コンパイル。
  • データソース:プールの使用量の表示、クエリの実行。
  • ログ:ログの内容表示、ダウンロード、実行中のログレベル変更。
  • スレッド:実行スタックの表示、スレッドの停止。
  • コネクタ:ステータス、使用状況、グラフの表示。
  • クラスター:ステータス、使用状況、グラフの表示。
  • JVM:メモリ使用量のグラフの表示、GCへのアドバイス
  • Javaサービス・ラッパー:JVMの再起動。
  • システム:CPU、メモリ、スワップファイルの使用状況の表示。

インストール

管理ユーザーの追加

$CATALINA_HOME/conf/tomcat-users.xmlのタグの中に以下を追記します。

  <role rolename="probeuser" />
  <role rolename="poweruser" />
  <role rolename="poweruserplus" />
  <role rolename="manager-gui" />
  <user username="admin" password="password" roles="manager-gui" />

JMXの有効化

PSI Probeは、メモリ使用量、コネクションプール、アクティブなスレッドなどの情報を収集、表示するために、リモートJMXが必要です。次のJVMオプションを使用して、リモートJMXを有効にすることができます。

-Dcom.sun.management.jmxremote=true

Probeのダウンロードとデプロイ

GitHubからProbeの圧縮ファイルをダウンロードして、解凍後作成されたwarファイルをTomcatにデプロイします。

wget https://github.com/psi-probe/psi-probe/releases/download/2.4.0/probe-2.4.0.zip
unzip probe-2.4.0.zip
cp probe.war /usr/share/tomcat6/webapps/

動作確認

次のURLにアクセスすると、IDとパスワードの入力を求められるので、先ほど作成したadminユーザーでログインします。
http://localhost:8080/probe/

ログインが完了すると、以下のような画面が表示されます。

Screenshot-Probe - Installed applications - Mozilla Firefox.png

参考

PSI Probe - GitHub
https://github.com/psi-probe/psi-probe

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