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@tami(Yasutake Mio)

【SAP】NW AS ABAP Developer Editionで開発環境を作る（4）Fiori Launchpadを開く

Last updated at Posted at 2020-11-09

はじめに

この記事では、NW AS ABAP Developer EditionでFiori Launchpadを開くための設定を行います。

image.png

関連記事
【SAP】NW AS ABAP Developer Editionで開発環境を作る（1）

注意点
今回はとりあえずLaunchpadが開けることを目標に、エラーなどをある程度無視して進めています。プロジェクトなどで環境を作成する際はドキュメント、ノートなどを参照のうえ実施してください。

ステップ

  1. タスクリストを有効化
  2. ユーザにロールを割り当てる
  3. Launchpadを開く
  4. 手作りUI5アプリをLaunchpadに追加

1. タスクリストの有効化

タスクリストとは、SICFサービスの有効化やロールの生成など、必要なタスクをまとめて自動で実行してくれるものです。今回はヘルプを参考に3つのタスクリストの有効化を行います（トランザクション：STC01）。

  • SAP_GW_FIORI_ERP_ONE_CLNT_SETUP
  • SAP_FIORI_FOUNDATION_S4
  • SAP_FIORI_CONTENT_ACTIVATION

SAP_GW_FIORI_ERP_ONE_CLNT_SETUP

以下は実行ボタンを押した後の画面です。特にエラーなく終了しました。
image.png

SAP_FIORI_FOUNDATION_S4

ここでは、Replicate backend catalog for System Aliasesというステップでエラーが出ました。System alias FIORI_FLP has no destination of type 3 in transaction SM59とのことです。少し調べてわからなかったのでこのステップは飛ばすことにしました（本当の環境構築では飛ばさないこと！）。このステップのチェックを外して実行ボタンを押します。
image.png
すると、また先のステップでエラーになりました。今度はGenerate Fiori Foundation Roles (based on SAP_UI2_USER/ADMIN)というステップです。ここで生成するロールはFiori Launchpadを使うために必要なので、無視できません。ログを見るとFirst call Transaction SU25 and fill Profile Generator tablesといわれています。
image.png
トランザクション：SU25を実行してみます。色々メニューがありますが、とりあえず一番上だけ実行してみます。（あとからこちらのガイドを見たところ、一番上だけでいいみたいです）
image.png
Selection Respects SAP Standard Applicationsにチェックして実行
image.png
結果は以下のようになりました。ガイドによると、このステップは2回実行することが推奨とのこと。（※今回は1回しか実行していません）
image.png
タスクリストに戻って残りのステップを実行したところ、正常終了しました。
image.png

SAP_FIORI_CONTENT_ACTIVATION

このタスクリストは、Business Roleを生成することころでエラーになりました。Launchpadの使用には影響なさそうと判断し、無視しました。
image.png

2. ユーザにロールを割り当てる

タスクリストの有効化で生成された以下のロールをユーザに割り当てます。

  • Z_UI2_ADMIN_750
  • Z_UI2_USER_750 image.png

3. Launchpadを開く

以下のURLでLaunchpadを開きます。
http://<host>:8000/sap/bc/ui5_ui5/ui2/ushell/shells/abap/Fiorilaunchpad.html?sap-client=001
サンプルのタイルが用意されていました。
image.png
Approve Purchase Orders
image.png
Manage Products
image.png
UI5のバージョンは1.52.18と結構低かったです。
image.png

4. 手作りUI5アプリをLaunchpadに追加

前回の記事で作成しデプロイしておいたアプリをLaunchpadに追加してみます。
Launchpad DesignerのURLは以下です。
http://<host>:8000//sap/bc/ui5_ui5/sap/arsrvc_upb_admn/main.html?sap-client=001

新規カタログを作ってターゲットマッピングを登録します。
image.png
タイルを登録します。
image.png
新規グループを作ってタイルを割り当てます。
image.png
トランザクション：PFCGで新規ロールを作って上で作成したタイルとグループを割り当てます。
image.png
ユーザにロールを割り当てます。
image.png

ラウンチパッドを開くと、追加したタイルが表示されます。
image.png
タイルをクリックするとアプリケーションが起動します。
image.png

ここまででできたこと

  • Fiori Launchpad、およびLaunchpad Designerをブラウザから開けるようになりました。
  • デプロイしたUI5アプリをFiori Launchpadに表示させることができるようになりました。

参考

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