はじめに####
Aipo公式サイトではインストーラ版の配布が終了していますが、ネットで探すとインストーラ版が見つかります。同時アクセスが少ない環境であればAipo8をFrendlyElec社の ZeroPi (ラズパイZeroではありません)で動作させることができますので、インストール方法を紹介します。
前提ソフトのインストール####
#apt update
#apt upgrade
#apt-get install nmap lsof unzip libreadline-dev zlib1g-dev
#apt-get install openjdk-8-jre
Aipo8インストーラのダウンロード
aipo-8.1.1-linux-x86.tar.gzのファイル名で検索をかけてダウンロードしてください。
NanopiのCPUはIntelやAMDじゃないって。心配無用です。
Aipoの展開
aipo-8.1.1-linux-x86.tar.gzの場所はどこでもいいのですが、rootユーザのホームディレクトリーにあるという想定で進めます。
cd
tar -zxvf aipo-8.1.1-linux-x86.tar.gz
validate.shの修正
cd
cd aipo-8.1.1-linux-x86/bin
vi validate.sh
validate.shをエディタで開き、68行目あたりのlsofの行のsbinの部分をbinに書き換えて保存。
変更前)/usr/sbin/lsof
変更後)/usr/bin/lsof
cd
cd aipo-8.1.1-linux-x86
vi installer.sh
installer.sh をエディタで開き、/shの部分をすべて/bashに書き換えて保存。(5ヶ所くらい)
Aipoのインストール
cd ~/aipo-8.1.1-linux-x86
chmod 755 installer.sh
bash ./installer.sh
インストールが終了するまで30分くらい待ちます。
catalina.sh の修正
cd /usr/local/aipo/tomcat/bin
vi catalina.sh
catalina.shをエディタで開き、次のように書き換えて保存
215行目あたりの次の行を削除)
JAVA_ENDORSED_DIRS='cygpath --path --windows "$JAVA_ENDORSED_DIRS"'
シェルの中の次の文字列をすべて削除(10ヶ所くらい))
-Djava.endorsed.dirs="$JAVA_ENDORSED_DIRS"
jre.confの編集
cd /usr/local/aipo/conf
vi jre.con
Intel用のJREは動作しませんので、Armbin用のJREにするために、jre.confを次のように修正します。
(修正前)JAVA_HOME=/usr/local/aipo/jre
(修正後)JAVA_HOME=JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-8-openjdk-armhf/jre
Aipoの起動
#cd /usr/local/aipo/bin
#./startup.sh
Aipoへのログイン
ブラウザを起動して
http://(Zero PiのIDアドレス)
ユーザID:admin
パスワード:admin
以上