1. はじめに
Softbank AirはシェアードIPアドレスを使用しており双方向通信ができません。仕様にも「ポート開放やDMZの機能をご利用いただけません」と書かれています。これでは外出先のパソコンやスマホから自宅のサーバへアクセスできず不便です。
SoftetherVPNを使うことにより、自宅のパソコンへのアクセスが可能となります。
構成
インターネット---Softbank Air----VPN Server
+---自宅サーバ
2.必要ハードウエア
Nanopi NEO3 (NEO3以外でもOK)
3. VPNサーバの導入
下記からSofteter VPN Serverをダウンロードし、VPSサーバーへ手順に従いインストールする。
https://www.softether-download.com/ja.aspx?product=softether
4. SoftEther管理マネージャーの導入・設定
WindowsパソコンにSoftEther管理マネージャを下記からダウンロードしインストールする。
https://www.softether-download.com/ja.aspx?product=softether
SoftEther管理マネージャーを起動する。
「新しい接続設定」ボタン
ホスト名:VPNサーバを導入したサーバのアドレス
管理パスワード:(自分で決める)
接続設定名:(自分で決める)
サーバーの種類:リモートアクセスVPNサーバー
ホスト名:hoge.softetehr.net (hogeのところを自分で決める)
管理パスワード:(自分で決める)
作成できたら、「接続」ボタンでVPNサーバへ接続する。
仮想HUBを作成する
仮想HUB名:(自分で決める)
管理用パスワード;(自分で決める)
IPsec/L2TP/EtherIP/L2TP3サーバ機能の設定
何も変更しない
VPN Azure サービスの設定
有効
ユーザの作成
(ユーザID)/(パスワード)
認証方式:パスワード
ローカルブリッジ:
名前:なんでもよい
LANカード:eth0
5. リモート接続するPCの設定
コントロールパネル→ネットワークと共有センター
新しい接続またはネットワークのセットアップ
「職場に接続します」を選択
「インターネット接続(VPN)」を選択
インターネットアドレス:(VPNサーバで設定したホスト名)
接続の名前:VPN接続
ユーザ:(VPNサーバに設定したユーザID)
パスワード:(VPNサーバに設定したパスワード)