FRB実験ログ #14 — 人間の入力特性と振動再現の成立
※本記事は実験・検証段階の記録である(FRB v0.x-draft)
■ 概要
本実験では、
ロッド振動の理解をさらに一歩進め、
人間の入力特性と、振動再現の可能性
について検証を行った。
本記事の結論はシンプルである。
ロッドの振動は、帯域構造として再現可能であることが見えた
■ 実験目的
- 人間の振動入力特性の把握
- 低周波の知覚構造の整理
- FFTで観測した振動の再現可能性の検証
■ 実験1:空気伝導(耳)
スマホのトーンジェネレータを使用し、
可聴域の上限・下限を確認。
結果
約 90Hz 〜 9200Hz(環境音あり)
■ 実験2:骨伝導
スマホ振動を利用し、
骨伝導として認識できる帯域を確認。
結果
約 75Hz 〜 1000Hz
■ 実験3:触覚(手)
スマホを手で保持し、
振動として感じられる範囲を確認。
結果
約 100Hz 〜 500Hz
約 100Hz以下は振動として認識困難
■ 人間の入力特性(整理)
本実験より、
耳(空気伝導) → 90Hz〜9200Hz
骨伝導(振動) → 75Hz〜1000Hz
触覚(手) → 100Hz〜500Hz
ここから分かることは一つ。
人間は単一のセンサーではなく、複数の入力経路で振動を受け取っている
■ 低周波の位置づけ
低周波(〜100Hz)は、
- 手では感じにくい
- 骨伝導では認識できる
したがって、
低周波は通常は「影響帯域」として働くが、
条件によっては「観測可能帯域」に変化する
■ 振動再現実験(核心)
本実験の核心はここにある。
FFTモニターで観測した
ルアーニストの振動帯域構造を基に、
スマホアプリで以下を再現した。
再現条件(概算)
高域(約200Hz) : 100
中域(約100Hz) : 85
主役(約75Hz) : 75
結果
ルアーニストのステンレス擦りに近い体感を再現できた可能性がある
■ 解釈
この結果が意味するものは大きい 。🔥
従来:
ロッド振動 → 体感(ブラックボックス)
今回:
ロッド振動
↓
FFT(帯域構造)
↓
スマホ(再合成)
↓
体感再現
■ 仮説
感度 = 振動の帯域構造
さらに言えば、
感度は「振動量」ではなく「帯域バランス」で決まる
■ 拡張触覚(補足)
ミニリング・スイベルについても、
本実験と整合する結果となった。
ミニリング・スイベル
→ 金属接触を増加
→ 振動伝達効率向上
→ 低周波の観測可能化
ミニリング・スイベルは、指先に触れることを前提に配置設計しており、
指の骨に振動を伝える役割として配置していた。
ミニリング・スイベルは、簡易骨伝導装置。
通常、感じにくい領域(75Hz~100Hz)を 簡易骨伝導装置で
補助していた可能性。今後の検証で深める。
■ まとめ
- 人間の振動知覚は複数入力で構成される
- 低周波は条件により観測対象へ変化する
- FFTの帯域構造は触覚として再現可能である
■ 結論
ロッド感度は再現できる。
のかもしれない。
それは“数値”ではなく、“帯域構造”として再現される。
ここまでやってきて、
一つだけ、頭から離れないことがある。
魚が釣れた瞬間。
あの「コツン」とか「ぬぅ」とか、
言葉にしにくい、あの一瞬。
あれを、もし——
保存できたらどうなる?
家に帰って、
あのときのアタリを、もう一度触る。
何度でも。
好きなだけ。
……それ、もう釣りじゃないかもしれない。
でも、
めちゃくちゃ面白そうじゃない?
今はまだ、ただの思いつき。
でも、
振動を「見る」ことができて、
振動を「再現」できるようになってきた今、
その先に、
そんな未来があってもいい気がしている。
振動って、
もしかすると——
“音楽”と同じなのかもしれない。
(続く)
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。
感度は分かち合って初めて本物になる
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